火傷に紫雲膏

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2018年1月27日(土)

寒い日が続いています。
温かいものが恋しい季節。我が家でも、熱々のおでん、お鍋料理、お味噌汁、スープなどが定番メニューになっています。

先日、料理中に右手首に火傷をしてしまいました。
すぐに流水で冷やして応急処置をしましたが、赤くなりヒリヒリした痛みが出てきました。
そこで家の置き薬にしている「紫雲膏」を塗り、絆創膏を貼り様子をみることにしました。
するとまずヒリヒリとした痛みがなくなりました。
同じように数日間、塗っては絆創膏で保護するのを繰り返すと、化膿することなく治っていきました。火傷の跡もだんだん薄くなっています。

「紫雲膏(シウンコウ)」って何?
もしかしたら聞きなれない名前かもしれません。
漢方生薬などがはいった塗り薬で
紫根(シコン) 、当帰(トウキ)、 胡麻油 、蜜蝋(ミツロウ)、 豚脂が入っています。

紫根は、化膿を防ぐ
当帰は、血を養い、皮膚の再生を促す
胡麻油、蜜蝋、豚脂は、乾燥を防ぎ、潤いを与える
などの働きがあります。
火傷、傷、湿疹に、そしてひび、あかぎれ、しもやけなどにも良いんです。どちらかというと化膿していない傷のケアに向いています。

私の場合、軽い火傷であったこと、すぐに冷やし、「紫雲膏」で患部をしっかりおおうことで痛みがなくなり、化膿も抑えられ、皮膚の再生が促されて跡も残りにくくなったと思います。

一度使うと、良さがわかり、リピーターが多いのも納得!
お家の常備薬の一つとして置いておくと、便利でおすすめです♪

でも、火傷をしないのが一番大事ですね。
皆さま、火傷に気をつけて下さいませ。

気になる目の下のクマ

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2018年1月24日(水)

目の下のクマが気になる方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
目の下のクマは、漢方では「瘀血(オケツ)」が原因のひとつと考えられます。

瘀血とは、全身に栄養を与える「血(ケツ)」の流れが悪くなり、滞ることです。
「血」の働きが悪くなるため、皮膚の色は浅黒くくすんだ感じで、ツヤのない肌をしていて、シミやそばかすなどもよく見られます。
また、肩こりや頭痛の人も多く、手足のしびれや軽い冷えを感じ、下腹部の痛み・不快感があり、便秘になりやすくなんとなくだるい感じもあります。
このタイプの女性は、生理痛がひどく経血の色も黒っぽい塊が出ることもあります。
また出血量が多くて、生理不順の傾向があります。

この瘀血体質を改善するには、まず滞った「血」の巡りを良くしなくてはいけません。
漢方薬には「血」の巡りを良くする方剤がいくつかありますが、ハレノヴァでは「健婦丸」をおすすめします。

健婦丸には、桂枝・茯苓・芍薬・牡丹皮・桃仁が含まれ、利水・活血・潤腸などの働きがあります。
主に月経不順、月経困難、帯下、更年期障害に伴う症状(頭痛・めまい・のぼせ・肩こり)、冷え症、打撲症などに使われます。

健婦丸のもとになった処方も原典では、煎じではなく丸剤として記載されており、健婦丸も丸剤です。
また、生薬の粉末をハチミツで固めた製剤なので飲みやすい点でもおすすめです。

もし、試してみたいと思われたら、気軽に当店までご相談くださいませ。

七味唐辛子の中の生薬

明るさ調整

2018年1月16日(火)

この冬は寒い。めちゃくちゃ寒いです。これだけ寒いと、いつもの年より、温かいそばやうどんが恋しくなります。
今回は、そば、うどんに欠かせない薬味、七味唐辛子に入っている生薬についてお話ししようと思います。

七味唐辛子なので、七つの薬味が入っているのは当然ですが、中身は決まっていないようです。
紫蘇や生姜が入ることもあり、いろいろな組み合わせがあるんですね。
私は小さいころから、ずっと同じ大手メーカーのものを使っていて、
それには、唐辛子、山椒、黒ごま、青のり、陳皮、麻の実、けしの実が入っています。

この7つの中で漢方でよく使われるのは、山椒、黒ごま、陳皮、麻の実です。
写真では、左上、右上、左下、右下の順になっています。
それぞれについて、漢方での効能を簡単に説明します。

山椒はお腹を温めて、冷えからくる痛みや吐き気を抑えます。お腹を温めて痛みをとるなどの症状をとる、大建中湯に含まれます。
中華料理に使われる花椒は山椒の仲間です。山椒とはまた違った風味で、こちらも食欲をそそるいい香りがします。
うなぎ以外ではさんまの蒲焼きなどにも使われますが、さんまの水煮缶にかけてもおいしいんですよね。

黒ごまは身体に潤いを与えて、便通をよくしたり、老化などで不足する「陰」を補います。
じゅくじゅくした湿疹などに使う、消風散に含まれます。
黒ゴマの潤いを与える作用と反対のように思いますが、これは消風散の他の生薬で乾きすぎるのを防ぐため、
全体のバランスをとるために入っています。
サプリメントのセサミンは、漢方でのゴマの効能と似ていて、漢方の考え方からも説明できます。

陳皮はみかんの皮を乾燥させたもので、気を巡らせ、痰を消すことで、消化不良や吐き気、痰のつまりなどに使われます。
食べるとすぐに胃がもたれる症状などをとる、六君子湯に含まれます。
みかんの白いひげみたいな所は「アルベド」という名前ですが、これは言ってもほとんど通じないから使えないので、
覚えてて無駄な言葉のひとつだなあとみかんを食べるといつも思います。

麻の実は漢方では麻子仁(マシニン)と呼ばれ、腸を潤して便通をよくしたり、滋養に使われたりします。
便秘に使われる、潤腸湯や麻子仁丸などに含まれます。
これだけで食べても、全然おいしくないので、あのカリッとした食感のために、入っているのだと思います。

このように、現在の漢方でも使われる生薬も入っているので、
これから七味を使うときは、その中身のことも考えてみてください。

飲み会のマストアイテム! 「田三七」

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2017年12月22日(金)

こんにちは。2017年も残すところ10日となりました。
今週末はクリスマスもありますし、今はちょうど忘年会のシーズン、年末年始にごちそう、また年が明けてからは新年会と、食べたり飲んだりする機会がとても増える時期です。

楽しい食事会や飲み会ではついついお酒もすすんでしまうもの。
うっかり飲みすぎてしまい、次の日がとても辛い……というような経験はないでしょうか?
そんな時におすすめなのが「田三七(でんさんしち)」です。
これから飲むぞ!という前に飲んでおくと、酔いすぎて身体が辛くなるのを防いでくれ、翌日のすっきり感が違うという人もいます。

田三七は粉末になっていますので、いつでもどこでもさっと飲むことができます。

気になる!という方はぜひ店舗にてお尋ねくださいませ。
1回分からご用意できますので、気軽にお試しいただけますよ。
その他、二日酔いをケアする漢方薬もありますよ!

また、先ほどご紹介したように田三七は飲み会の前のマストアイテムでもありますが、その他にも、疲れやすい方、肝機能が気になる方、脇部のつまりや不快感がある方にもおすすめです。
これは元々漢方において田三七は止血・働きがあり、血(ケツ)のコントロールに重要な生薬であると考えられているからなんです。

日々の健康維持にもぴったりかも知れませんね!

冬の薬膳茶のご紹介です♪

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2017年12月14日(木)

寒さが身にしみる季節になりました。
血行が悪くなりやすく、そのために手足が冷えたり、また冷えで頭痛や肩こり、足腰の痛みがひどくなる方もいらっしゃいます。
防寒対策とともに、体の内側から血の巡りを良くして温まりましょう。

お茶の中では温める働きのある「紅茶」に、血の巡りを良くする「紅花(ベニバナ)」を入れたお茶です。赤色がとてもきれいなんです♪

さらに、次にご紹介する「 赤乾姜」を入れるのもおすすめです!

蒸した生姜を乾燥させたもので、顆粒タイプになっています。
生姜は生より、蒸してから乾燥させたものが温める働きがアップします。
それは、成分のジンジャロールがショウガオールに変化するためなんです。
また、お味噌汁や甘酒に入れるのもおすすめです♪
お手軽に温めパワーがアップできますよ。

✳妊娠中の方は紅花(ベニバナ)をとらないで下さいね。

年末年始休業・臨時休業・営業時間変更(臨時)のお知らせ

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2017年12月7日(木)

漢方薬局ハレノヴァの年末年始休業日、臨時休業および12月28日(木)の営業時間変更をお知らせいたします。

年末年始休業期間:
平成29年12月29日(金) ~ 平成29年1月3日(水)

臨時休業日:平成30年1月13日(土)

営業時間変更日(臨時):平成29年12月28日(木)  10:00 ~ 13:00

年末年始休業期間および臨時休業日中、メールでのお問い合わせは受け付けておりますが、お返事は1月4日(木)以降となりますので、予めご了承くださいませ。

ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。

大泉緑地公園にて

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2017年12月2日(土)

あったのかどうかわからない秋が過ぎて、一気に寒くなりました。
今年は、紅葉を見ていない。もうすぐ終わりだから、急がないと。と思い、堺市北区にある大泉緑地公園へ行きました。

‥‥いや、本当は布忍神社にあるイチハラヒロコの恋みくじを引くために松原市に行き、ついでに寄っただけなのですが、大泉緑地公園が素晴らしくて、そっちで時間を潰していました。
誰も私の恋みくじの結果なんて興味ないと思いますので、その話は飛ばします。

公園はとにかくものすごく広いです。地図を見てみたら、仁徳天皇陵の2倍くらいの面積がありました。

イチョウが黄色く色づき、一番の見ごろでした。

記憶力の維持のための、イチョウの葉のエキスが入ったガムやサプリメントが発売されています。
噛むことも歩くことも認知症予防にいいので、イチョウを見るために散歩に出かけて、イチョウのガムを噛むことで、認知症予防にイチョウが大活躍です。

イチョウの葉は同じ木から落ちたものでも、葉の形がそれぞれ異なります。
並べてみると、よくわかります。

すごくきれいなんですけど、やっぱり臭いですね。
あんまり近づきたくないです。

ラムズイヤーもありました。羊の耳みたいだからラムズイヤーという名前です。

お尻を拭くのにやさしく、しっかりぬぐえて良さそうです。
‥‥ああ、ダメですね。タモリ倶楽部の「お尻を拭きやすい葉っぱ図鑑」の回を見てから、
どの葉っぱがお尻を拭きやすそうか考えてしまいます。

公園内には、いろいろなエリアがあり、レモングラスやアップルミントなどのハーブが植えてある所や、賀茂ナスやオリーブなどの食材が植えてある所などいろいろあります。
辺り一面にハスが広がっている池もあり、7月の見頃の時期に一度来てみたいと思いました。

ここまで書いて、全然写真を撮ってないことに気づきました。
この日、ときどき小雨が降り、天気が悪く、あんまりカメラを出す気にならなかったんです。
すみません、次は、ちゃんと写真を撮ろうと思います。

風邪は予防が肝心です

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2017年11月11日(土)

日中は暖かい日もありますが、少しずつ寒さが厳しくなってきましたね。
1日の中で寒暖差が激しい日もあり、最近では風邪や鼻水、咳などでお店へ相談に来られる方が増えてきました。
風邪はこじらせる前の、おかしいかな?と思う段階で対処するのが、治りも早く一番です。

そんなおかしいかな?と思ったときに、おすすめなのが「バンランコン」。
バンランコンはアブラナ科の植物で、漢方では清熱解毒の働きがあると言われており、発熱や喉の痛みなどの諸症状の緩和によいとされています。
また近年では抗菌作用などの薬理学的研究もされています。

最近では粉末にしたものやお茶にした製品も販売されているので、普段の生活に取り入れやすくなっていますよ。
ご興味のある方は店舗にてお尋ねくださいませ。

最後になりましたが、今年もお店にクリスマスツリーを飾りました!
とても華やかですので、よろしければ見に来てくださいね。

おすすめ!「16種類の雑穀米」

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2017年11月4日(土)

糖質制限ダイエットは効果があるといいますが、お米好きの私はなかなかお米抜きには出来ません。

そこで、玄米は最近の炊飯器では比較的柔らかく炊けて、お通じにも良いので、せめてもと週に何回か玄米にしています。

そんな時、「16種類の雑穀米」を白米に混ぜて食べてみました。
なかなかおいしく、周りの評判もまずまずで、これもありだなと思ったので紹介します。

これが良いのは、もち玄米・もち黒米・もち麦など、もちタイプの穀物が多種入っているので、全体的にはもちもちしているのに、砕いた大豆などの歯ごたえもあり、早食いの私でも良く噛んで食べていて満腹感があることです。

また、白米と比較すると、食物繊維は21倍、抗酸化作用のあるビタミンEも10倍、カルシウムも7.6倍と、不足しがちな栄養素が豊富で、全て、国内産で安心です。

2~3合の洗ったお米に1袋を混ぜて炊くだけで簡単です。
一度、試してみてください。

雑穀米を使ったレシピも公開中
https://www.kigusuri.com/kampo/topics/topics-13.html

水毒に関するお話

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2017年10月28日(土)

秋雨と台風が続いて、晴れた日が少ないせいで、体調が悪い方も多いのではないでしょうか。
最近になって、現代医学でも天候により悪化する病気や症状があることが注目されています。
関節リウマチ、めまい、関節炎、頭痛などが挙げられますが、くもりや雨で悪化する病気は「水毒(すいどく)」が関係していると考えられます。
東洋医学では、体に水がたまる、偏って存在することで起こる病気があることを認識して、それに対応する薬を自然の中から見出してきました。

日本はもともと多湿な気候なので、日本人も体に水がたまりやすい性質があります。
秋は乾燥しやすい季節ですが、水を飲めば飲むほどいいわけではありません。
無理して水を飲んで、めまいやむくみが起こっていませんか。
年配の方は喉が渇いていると感じにくくなっているので注意が必要ですが、若い方は、渇きをちゃんと感じることができます。
喉が渇いたら、渇きが癒える分だけ飲む。それでいいのです。

積極的に水分を摂取している方は、飲む水の量を少し見直してみてはいかがでしょうか。


◆雨の日の長岡天満宮八条が池


◆八条が池の鯉 魚には水毒がないのでしょうか


◆長年の雨風で良い感じに苔むした木

潤い美人に♪

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2017年10月19日(木)

秋も深まり、紅葉が楽しみな季節が近づいてきました。
一方、体は、乾燥が気になる時期でもあります。
お肌の乾燥、かゆみ、空咳、便秘など気になることはありませんか?
潤い不足が原因になっていることも多いのです。
今回は、潤う、温かい飲み物のご紹介です。

<1人分>
豆乳 150ml〜200mlくらい
クコの実 5〜6粒(適量)
はちみつ 適量
(全てお好みの量でOK)
豆乳を温め、クコの実とはちみつを入れてかきまぜて出来上がり。
クコの実も柔らかくなり、優しい甘みで美味しいんです。

豆乳は血を補い、体に潤いを。
クコの実は血を補い、また目の疲れなどにもおすすめ。
はちみつは肺や大腸を潤し、お肌の乾燥や咳 、潤い不足による便秘に。
それぞれ良いと言われています。

ティータイムに、ぜひどうぞ♪

✳︎ 「はちみつ」は1歳未満のお子さまにはあげないでくださいね。

福知山の花

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2017年10月10日(火)

全国の都道府県や市町村では各地域のシンボルとして花や木・鳥などを使用しているのはご存知でしょうか?都道府県の花は1954年牧野富太郎先生、本田正治先生によって「郷土の花」が制定され、そのまま今に繋がっているとも言われています。

因みに都道府県においては、東京都・大阪府は下記の通りです。
東京都・・・木:イチョウ、花:ソメイヨシノ、鳥:ユリカモメ
大阪府・・・木:イチョウ、花:ウメ・サクラソウ、鳥:モズ

栃本天海堂の薬草圃場が京都府福知山市にあります。福知山市のシンボルの花は
漢方処方でもよく使われる『桔梗(キキョウ)』です。

福知山の圃場にも沢山の桔梗が栽培され、夏に開花します。スラット伸びた茎に艶やかな紫色の花をつけます。

漢方では、桔梗の根の部分を使用し、主な効果は去痰、止咳、排膿作用で、特に咳を止めや扁桃腺の腫れに使用されます。これから寒くなりのどの痛みを感じる季節となります。風邪の症状には早めに対処してください。

秋の乾燥対策に

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2017年9月8日(金)

こんにちは。9月に入り、暑さがずいぶん和らぐ日も出てきましたね。
肌寒い日もあるので気温の変化に気を付けて毎日を過ごしましょう。

さて店舗では今、乾燥対策におすすめの化粧品や漢方薬をディスプレイしています。
そのうちのひとつが「婦人宝」です。
婦人宝は漢方薬の中でもめずらしい液体タイプの漢方薬。
あっさりした甘さなので、とても飲みやすい味をしています。

「婦人宝」は漢方でいう「血(ケツ)」を補う働きがあります。
「血(ケツ)」は身体全体に栄養を供給して各組織を潤す働きや気分を落ち着ける働きがあります。
そのため、「血(ケツ)」が足りなくなると、潤いが不足して肌が乾燥しやすくなるのです。
このような場合の体質改善に婦人宝はおすすめです。

またお店では婦人宝以外にも様々な商品をご用意しています。
肌の乾燥トラブルも「血(ケツ)」以外の原因が隠れている場合がありますので、気になる方は一度店舗にてご相談ください。

河合神社とカリン

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2017年8月23日(水)

京都には、大きな古本市が年に3回あります。
そのうちの1つが、お盆のころ、下鴨神社の糺の森(ただすのもり)で行われる、下鴨納涼古本まつりです。
先日、古本まつりのために糺の森まで出かけたので、同じ糺の森にある、河合神社にも寄ってきました。

この神社には、神武天皇の母である玉依姫命(タマヨリビメノミコト)がまつられています。
玉依姫命は女性の美の神様として信仰されていて、多くの女性が訪れます。
ここには、全国でも珍しい、鏡の形をした鏡絵馬があり、表面に顔を、裏面に願い事を書いて納めます。
休憩所では、美人水というカリンのジュースを飲むことができます。
このカリンは、下鴨神社の葵の庭でとれたものが使われているそうです。

カリンは、生薬としても使われ、去痰や鎮咳の効能がありますが、漢方薬よりも、のどあめのイメージが強いです。
カリンは秋に実が成熟するので、今は小ぶりの実がちらほらみつかります。
境内にある木にも実がなっていて、これから大きくなっていくのがわかります。
ちなみに、樹皮がこのようにめくれるのは、カリンの木の特徴です。

私は、お参りを済ませた後、絵馬は恥ずかしいので(『ムカエマの世界』を書いた、みうらじゅんのような人たちに見られてしまうので)、美人水だけ味わってきました。
甘さ控えめで、スッキリとして、夏の暑い日でもおいしくいただけます。
今の季節は、美人水のシャーベットもあり、糺の森の木陰で味わうシャーベットというのは何とも風情があり、穏やかな気分になれます。

夏の京都にお出かけの際は、ぜひ糺の森まで足を運んでください。

漢方生活始めてみませんか♪

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2017年8月8日(火)

今回は、本のご紹介です♪
タイトルは「ゆるい生活」。
本のカバーは、漢方薬の袋のようになってます。

著者である「郡ようこ」さんが、突然のめまいにおそわれて、漢方薬局を訪れることで始まる実録エッセイです。
漢方薬はもちろんのこと、アドバイスを受けながら自分でも生活習慣を変えていく事で体調を改善していく様子がリアルに描かれています。
何度も漢方薬局に通い、自分の体質に向き合い奮闘します。「甘いもの」「冷え」「ためやすい」などもキーワードです。
そのやりとりが、時にはちょっぴり厳しくも激しくもあり(笑)、それでいてまたゆるやかで絶妙なんです。
ご興味ある方はぜひ読んでみて下さいね。

ひとりひとり、体質が異なります。それによって漢方薬なども変わります。
漢方生活始めてみませんか♪