40代女性
主訴:コロナ後の痰・息切れ
現病歴:
2年前の秋にコロナ感染。痰が粘っこくひっつく。夜に1時間ごとに起きることもある。通常は透明で粘っこい痰。黄色い痰が出るとすっとする。夕方に悪化。
“水蛭が入った漢方薬”をもらって服用しているが、効果なし。
40代男性
主訴: コロナ後の体のだるさ、痰、喉のイガイガ
現病歴:
午前中は動けるが、午後からしんどくなる。体を動かした後や、仕事に集中するとだるくなる。昼食後は眠たい。夕方も時に寝たい。休日も不変。
咳はでないが、痰が出る。透明で粘っこい。たまにのどにへばりついている。
のどのイガイガは朝はマシで夕方になるにつれて悪化。
コロナは1ヶ月前になった。初めは強い寒気、発熱37.5℃、水様便2~3日。その3日後に強いのど痛。さらに4日後に痰、咳だけ残った。
50代女性
主訴:コロナ後の嗅覚障害
現病歴:2週間ほど前にコロナ感染。39℃超の発熱、のど痛あった。解熱する時に鼻の粘膜が痛かった。痛みが無くなる頃から代わりに嗅覚がなくなっていった。今は鼻に違和感がある。鼻乾燥(-)。
40代女性
主訴:かぜの後の咳
現病歴:1週間前にのど痛からかぜをひいた。コロナ陰性。その後発熱、頭痛。ロキソニンとフスコデをもらったが、フスコデは眠くなるので中止した。4日前、咳と鼻水が残っていた。今日は鼻水は少しマシ。咳は出だすと出る。のどが痒く、イガイガする。鼻をかむと少し楽になる。のどの乾燥感(+)、張り付いて乾いている。痰はからむがあまり出ない、へばりついている。咳は夜にひどくなる、入浴後から布団に入る前まで。朝起きた時と寝る直前に咳が出やすい。麻杏甘石湯と半夏厚朴湯をもらったが、あまり効果がなかった。
30代女性
主訴:コロナ後の咳と痰
現病歴:20日程前にコロナに感染。コロナの時は熱はあまり出ず、のどの痛みと咳が主な症状だった。その後、のどの調子が戻らない。今は、違和感があり、咳が出る。痰は出せないが、のどの奥にへばりついている。やや乾燥感(+)。痛みが少しある。息は最後まで吸える。
50代のご夫婦、10代のお子さん
主訴:新型コロナウイルス感染症
現病歴:
家族3人がコロナに感染した。薬が欲しい。
(お母さん)38℃超の発熱。ロキソニンで下がる。咳が出る。のど痛なし。初期に麻黄湯服用。
(息子さん)唾を飲み込むのも辛いほどのどが痛い。38℃超の高熱、熱が上がるとさむけ(+)。
(お父さん)37℃程度の微熱がずっと続く、体がだるい、しんどい。食欲がないが、出されたら食べる。少し便が緩い。嘔気(-)。咳少しあるが、眠れないほどではない。さむけ(-)。胃の痞え(-)。喜冷飲(±)、口渇(+)。頭痛(+)。
40代女性
主訴:コロナ回復後、ものが飲み込みにくい、やる気が出ない
現病歴:コロナ発症時は熱と頭痛があったが、ロキソニンを飲んで、今は熱も頭痛もない。喉につっかかるものがある程度で、喉が痛い訳でもない。ただ、喉の詰まりで物が飲み込みにくい。微熱はない。息の吸い込みにくさ(-)。熱感(-)。喜冷飲(-)。やる気が出ない。
自験例
主訴:新型コロナウイルス感染症
〈1日目〉
2022年2月中旬
昼の休憩中、寒いと感じた。ゾクッとは来ていない。
その後、胸から心下にかけて詰まる感じ。胃の裏の高さ、膀胱経の筋肉が詰まって痛い。寒気が少しある。右寸脈やや沈やや弦。汗無し。
→桂枝去芍薬加附子湯
全く変わらず。