2017年 謹賀新年

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2017年1月10日(月)

 

皆様、新年あけましておめでとうございます。

今年の干支は酉ですね。丁酉(ひのととり)
酉年の由来は
「果実が成熟の極限に達した状態を表す」と言われています。
「収穫した作物から酒を抽出する」という意味もあるようです。酉という漢字は酒が語源になっているとか?
酉年はどんな年?
✳︎「とりこむ」から商売繁盛の縁起の良い年
✳︎五行では「金気」
✳︎方角は「西」
皆様の商売繁盛に繋がる良い年になりますように。

初詣には酉年の由来にちなんで京都の松尾大社さんへお参りに行ってきました。ここはお酒の神様で各酒造メーカーから樽が奉納されています。新年のお祝いに御神酒をいただきました。

2017年も皆様の健康をお支えし元気で笑顔あふれるお手伝いをしてまいります。
本年も漢方薬局ハレノヴァを宜しくお願い申し上げます。
ー漢方薬局ハレノヴァ一同ー

水分れ公園(みわかれこうえん)

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2016年10月1日(土)

兵庫県丹波市に日本一標高の低い分水界があるのをご存知ですか?

分水界とは、太平洋側と日本海側 に水の流れがわかれていく分岐点を指します。
以前から氷上町の国道175号を通るたびに「水分れ交差点」の標識が気になっていました。
この水分れの分岐点は水分れ公園の中に位置します。
公園の入り口から緩やかな坂道を5分ほど川沿いに上っていくとこの分岐点が見つけられます。標高95mと日本一標高の低い平野部にあるということで有名だそうです。水分れ公園の中には水分れ資料館や部(いそべ)神社もあり、ちょっとした散歩ができますよ。登山を目的に来られる人もいるようで、駐車場には登山案内図もありました。

この分岐点からちょうど70kmのところに日本海と太平洋があり、この水が両サイドの海に繋がっていると思うとなんとなく「へぇ〜〜〜」と思ってしまいます。

分水界とは少し関係ないですが、水は土壌によって色々種類がありますよね。昔は煎じ薬を作る時に体質に合わせた水質を選ぶこともあったみたいです。

丹波は栗・黒豆・お米など農作物が豊かな地域です。
食欲の秋・紅葉の秋・遠足の秋を楽しむのに少し出かけてみるのもいいかもしれませんね。

土用の丑の日

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2016年7月30日(土)

7月30日は「土用の丑の日」でした。
皆さん鰻は食べられましたか?

何故「土用の丑の日」にうなぎを食べるのかご存知ですか?

土用の丑の日は夏だけでなく、春・夏・秋・冬にあるそうです。(2016年は6回)
「土用」とは東洋医学にも深いかかわりのある『五行(木・火・土・金・水)』の考えから来ています。
この土の季節に当てはまるのが、夏から秋にかけての季節の変わり目=「立秋」を指し、
立秋の18日前までの期間が土用にあたるとのことです。
そして、十二支の丑の数えにあたるのが今年は7月30日でした。

そんな夏の土用の丑の日の食材に欠かせないのが「鰻」と香辛料の「山椒」です。
山椒ってなんともいえない口の中に広がる辛味が食欲そそりますよね。
山椒の収穫時期はちょうど今頃、7月終わりから8月にかけて収穫します。

この山椒の効果には、胃の調子を整える健胃作用、そして冷えからくる腹痛・下痢を治すのにも
使われます。漢方の処方の中でも代表的なものとして、大建中湯という処方に使われています。
夏の食用促進や、冷房・冷たいものの取りすぎなどに必要な香辛料ですね。
色々なスパイスを活用し、胃腸から元気に暑い夏を乗り切りましょう。

21染料☆ベニバナ☆

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2016年7月3日(日)

7月2・3日に広島国際大学で行われました
「呉藍(紅花)祭り」
に参加してきました。この呉藍とは、3世紀の中国王朝時代(呉の時代)に染料の技術(藍と総称)が渡ってきたことに由来しています。紅花から赤色の色素を取り出す技術はすごく手間暇がかかり、昔はこの紅色が非常に高価なものとされ、高貴な人でしか使うことができなかったそうです。

実際に紅花を使った染にチャレンジしました。
行程は
1.摘み取った紅花を4時間水にさらし黄色の色素を取り出す
2.花びらを絞る
3.1・2の作業を黄色の色素が出なくなるまで繰り返す
4.赤色の色素を取り出すために4−8%の炭酸カリウムで抽出する
5.赤色の染料ができる
6.染めたいものを染料につけ、揉み込む
7.クエン酸と米酢を加えさらに揉み込む
8.色止めでさらに米酢につける
9.水洗いと乾燥

染料の素材になる植物って紅花以外にも、クチナシ・アイなど植物で漢方薬としても使われるものなんですよね。
今回染に使った紅花も漢方では「コウカ」という名で血の流れを整えてくれる効果があります。
植物って本当に奥が深いですよね。
手作りで染めたスカーフは愛着がわきます。
今は機械化が進んで染料を使った染めをする機会はなかなかないですが、ご興味があればチャレンジしてみてください。

足のむくみはどうですか?

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2016年6月4日(土)

各地でそろそろ梅雨入りの発表が始まる季節になりましたね。

服装もだんだんと薄着になり足元もサンダルでおしゃれを楽しむ機季節になりましたね。夏に向けて足のお手入はみなさんどうされていますか?

特に女性の方に多い足の悩みが、夕方の足の浮腫(むくみ)です。

立ち仕事が続いたり、オフィスワークで運動不足になったり、同じ姿勢を取っていることで血行障害となるのが、浮腫をもたらす一つの原因と言われています。
そんな疲れた足をクールダウンしてくれるのがスプレータイプの
「フィッツフィットフリュイドグラシアル」。
スーッとメントールの香りがひんやり感をもたらして、足の火照りを冷やしてくれます。使いごこちもさらってしていますよ。

疲れ以外にも浮腫の原因は病気が潜んでいることもあります。
指で押さえて跡が残るような浮腫で悩みを抱えている方は一度ご相談ください。

胡蝶蘭とハレノヴァ

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2016年4月23日(土)

こんにちは!
ハレノヴァに置いている胡蝶蘭の花が咲く季節になりました。
写真の胡蝶蘭はリニューアルオープン時にお祝いにいただいたもののひとつで、毎年、これぐらいの時期になると花を咲かせてくれます。
花が咲くのを見ると、もうすぐリニューアルしてから○周年だな~、と思い出すスタッフ達です。

また、写真にうつっているロゴマークを見て、お店に初めて来られるお客様からよく聞かれる質問が「ハレノヴァ(HALENOVA)ってどんな意味?」「このロゴマークのモチーフは?」です。

「ハレノヴァ(HALENOVA)」は、「HALE(元気な)」+「NAVA(新しい星)」を組み合わせた造語です。みなさんを明るく元気に照らしていこうという意味が込められています。
ロゴマークのモチーフは「薬研(ヤゲン)」です。時代劇などでも、お馴染みの漢方薬の材料である生薬を細かくする道具ですね。ロゴマークはいろんな場所に模様デザインとしても使っていますので、よければ探してみてくださいね。

ちょうど来週の30日で、お店がハレノヴァとしてリニューアルしてから4年目を迎えます。
大阪市北区に薬局を構えてから今年の8月で39年になりますので、薬局として歩んできた歴史の中では「ハレノヴァ」としてはまだまだですが、「ハレノヴァ」の名前に負けないよう、これからもみなさまの健康づくりのお手伝いをしていきたいと思います!

モネ展:睡蓮

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2016年4月3日(日)

春らしい季節となり桜もきれいに開花していますね。

この週末にお花見を兼ねて京都に出かけてきました。
京都の桜は満開に近く多くの人で賑わい、お花見や観光をを楽しまれていました。

(京都高瀬川沿い)
その中で今回、私の目的は京都市美術館で開催されている「モネ展」です。
モルマッタン・モネ美術館から来た約90点の作品を見ることができ、もちろん
モネの代表作である「睡蓮」「印象、日の出」のほかにも鉛筆書きの作品やジヴェルニーの
自宅がで描かれた庭の絵などあらゆるモネに出会えた気がします。

その中でもやはり印象深かったのが「睡蓮」。
絵の中の風景がそこに広がっているかのような感覚でした。
漢方でも「蓮肉」という名前で睡蓮の果実を使います。
この蓮肉の効果は、胃腸虚弱による下痢や食欲不振、煩躁・動悸などの不安症状の改善に
使われています。また、薬膳素材でもあるので料理やお菓子にも使われていますよ。

モネ展にご興味のある方は5/8まで開催されているので是非足を運んでみてください。

花粉症にエルダーフラワー

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2016年2月26日(金)

ここ数日は冷え込みが少し厳しいですね。来週はまた暖かくなると言われていますが、季節の変わり目は体調を崩しやすいので、みなさまお気を付け下さいませ。

さて、今年もきました、花粉症のシーズン。
この時期、花粉症に悩んでおられる方は多いのではないでしょうか。
花粉症対策にも色々ありますが、ハーブとしておすすめなのがエルダーフラワー。
アレルギー症状(鼻水・鼻づまり・目のかゆみ)を和らげてくれる作用があります。
またネトルというハーブにも同じようにアレルギー症状を和らげる働きがありますので、このふたつのハーブをブレンドしたハーブティーもおすすめです。
爽やかな清涼感が、心身ともにスッキリさせてくれますよ♪

ハーブティーを入れるのが大変という方には、ハーブのエキスを濃縮したハーブコーディアルというものもあります。
写真の「エルダーファミリー」にはエルダーフラワーを中心に、自然の恵みのハーブがたくさん詰まっています。
ほんのり甘くて美味しいので、花粉症でなくても日常のティータイムにもおすすめですよ。

またハレノヴァでは花粉症の症状改善、体質改善の相談も承っています。
お気軽にご相談くださいませ。

今年の紅葉 in 京都

松の木

2015年12月5日(土)

寒さも少しずつ厳しくなってきましたね。
日に日に冬が近づいているのを感じながら、移り変わる季節を楽しめるのも今だけ、と思い毎年紅葉を楽しみに京都に出かけています。

今年は、京都の中でも少し足をのばして大原三千院の近くを散策しました。
ブラブラ歩いていると三千院の奥にとても素敵なお寺を発見!!
「宝泉院」ってご存知ですか?

「宝泉院」は三千院の入り口を右手に通り過ぎた奥にある小さなお寺です。
このお寺には、「五葉松」という樹齢700年の松の木がお庭から拝見することができ、この松の木を眺めながらお抹茶とお菓子を頂けます。
本当に言葉を失うほどすばらしい樹齢700年の松の木!
その壮大さにほれぼれとし、心静まる感覚でした。
 
一度、京都を散策してみたくなったら足を伸ばしても良いかもしれませんよ。

ちなみに、松の木も漢方と関わっています。
松の木には色々な種類がありますが、赤松や黒松の木の根っこには「茯苓」という生薬ができます。茯苓は余分に溜まっている身体に中の水を出してくれる利水作用や食欲不振などを改善してくれる健脾作用、心を静めてくれる安神作用などがあります。
「宝泉院」にあった松には茯苓はないかな??

クコの実

枸杞子

2015年11月14日(土)

杏仁豆腐の上によく乗っている赤い実をご存知ですか?
非常に甘みがあり薬膳料理にもよく使われる
「クコの実」です。

昨日、京都の北部にある薬草園のお手伝いをしてきました。
その中で真っ赤に実を付けた「クコの実」がキラキラと輝いていました。
大きさが2cmほどで、口に入れると甘みがスーッと広がり少し最後にすっぱさがでます。

クコの実は薬膳料理にもよく使われ、また漢方薬やお茶としてもよく使われます。
その効果は
ビタミンを豊富に含み、目に栄養を与え、視力の低下や降圧作用があります。
菊花・竜眼肉・クコの実をいれて「菊花茶ブレンド」がおすすめです。
また、古くから薬膳酒としてクコの実をお酒につけた枸杞酒(クコシュ)とも楽しまれています。
滋養強壮・疲労回復・老化防止などにも効果的ですよ。

ハレノヴァにJAZZ

jazz

2015年10月1日(木)

先日、ステキなJAZZのCDをお知り合いの方からお借りしました。
「HAEVEY MASON TRIOS」といってドラマーのハーヴィー・メイソンと曲ごとに変わる12人のピアニスト、そして8人のベーシストが奏でるとっても聴き応えのあるCDです。キレイな月を見ながら『芸術の秋』を感じるのもいいかもしれませんね。
ハレノヴァではいつもJAZZを店内で流しているので、ゆったりして頂けます。
お近くにお越しの際は覗いてみてください。

また、10月に入り日に日に秋も深まりってきましたね。
冬までカウントダウンが始まりました。北海道の旭岳では2日前に初冠雪が緩則されたようです。
朝・晩も少し寒く感じられます。そんな寒さを感じたら
『ちょっぴり大人なしょうが湯』
がお勧めです。蒸した金時生姜の乾姜はカラダの芯から暖めてくれる最強の見方。
是非一度試してみてください。

秋の味覚

なし

2015年9月11日(金)

朝晩涼しくなって過ごしやすい季節になりました。秋の始まりですね。
そして秋と言えば「読書の秋」「運動の秋」などありますが、でもなんと言っても「食欲の秋」が一番楽しみ。サンマも北海道で初上げが終わり脂ののったサンマを想像するだけで楽しみです。
今日はそんな秋の味覚の中で私の田舎から頂いた「梨」に付いてご紹介します。

梨は口に含むと水分が口の中にいっぱい満たされ甘みがスーーっと広がりますよね。そんな梨は夏から秋にかけてピッタリな果物なんです。

梨の成分は90%が水分で、この水分の他に消化酵素も含まれています。なので秋の食べ過ぎを梨のデザートで消化を助けてくれます。また、この梨の水分が秋風邪の喉の痛み・口の渇きを潤してくれます。清熱作用もあり微熱がある時に好んで身体に摂取するのが良いです。
また、秋の季節は東洋医学で「肺」にあたり、この肺を梨は潤してくれるので風邪や扁桃腺の腫れにも良いと言われています。季節の食べ物ってやっぱり意味のある食養生なんですよね。水々しい梨をこの季節是非楽しんでください。

 

お出かけしましょう

シトロネガード

2015年5月20日(水)

天気の良い日にはお出かけしたくなる季節ですね。
キャンプやハイキング、バーベキューと夏に向けてカラダがうずうずしてきます。

でも、夏が近づくにつれて蚊や虫刺されが気になりませんか?
漢方薬局ハレノヴァでは、今年から虫除けスプレーと虫除けジェルの取り扱いを始めました。

100%天然成分使用の「シトロネガード」はアロマ成分を使った虫除けです。
スプレータイプとジェルタイプがあります。
スプレータイプは服の上からもサッと使え、ジェルタイプはお子様でも使えるアルコールフリーでお肌に優しくなってます。
シトロネラ、ゼラニウム、レモングラス、ユーカリのアロマ成分を使い、爽やかな香りなので、虫除けだけでなく夏の気になる臭いにもおすすめですよ。

今年の夏、虫刺されが気になる方に必見!!おススメです。

『シトロネガードスプレー』
100ml 1,200円
45ml 650円
『シトロネガードボディージェル』
100ml 1,200円

ゴマ豆腐と吉野葛

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2015年4月24日(金)


先日、奈良の森野旧薬園に行ったときに、吉野葛を手に入れたので手作り胡麻豆腐を作りに挑戦しました。
材料は、
・練り胡麻
・昆布だし汁または水
・吉野葛
・わさび

この吉野葛は粒子が非常に細かく滑らかな触感で良質といわれています。それは冬の冷え込みが厳しく純度の高いキレイな地下水に恵まれた条件で、手間をかけてら作られているからだそうです。
ちなみに、葛はクズというマメ科植物の根に含まれているでんぷんを乾燥させたものです。クズの根は漢方薬としても使われ、風邪薬で有名な葛根湯にも含まれている「葛根」が使われています。

胡麻豆腐の作り方は思っていたよりも簡単。
材料を混ぜて火にかけ、焦がさないようにとろみが付くまでゆっくりと混ぜます。後は流し缶にいれて固めれば出来上がり。
葛は漢方薬としても使われる、とてもカラダに良い食品です。カラダを暖め、腸の機能を整えるので風邪のときや下痢の時、またイソフラボンが含まれているのでコレステロール値を下げてくれたり骨粗しょう症の予防効果もあるとか?アルコールの代謝も促進してくれるので二日酔いにもいいみたいですよ。
普段の食時に葛を使ってみてください。

※市販のくず粉は混ぜものが入っているものが多いようです。

夏の養生法

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夏場を元気に過ごすためには、胃腸をいたわる食生活をすることが大切です☆
ポイントは、「冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎない」ことですが・・・、
暑い夏は、どうしても冷たいものが欲しくなりますよね(> <)
そんな時は、アイスクリームや氷の入ったドリンクなどを摂るのではなく、涼性(りょうせい)や寒性(かんせい)の食材を上手に取り入れると、身体の熱がとれ、すーっと楽になりますよ。
また、スパイスを上手に活用するのも、良いかと思います。
ポイントを以下にお示ししますので、上手に夏を過ごしてくださいね。

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