河合神社とカリン

17082301

2017年8月23日(水)

京都には、大きな古本市が年に3回あります。
そのうちの1つが、お盆のころ、下鴨神社の糺の森(ただすのもり)で行われる、下鴨納涼古本まつりです。
先日、古本まつりのために糺の森まで出かけたので、同じ糺の森にある、河合神社にも寄ってきました。

この神社には、神武天皇の母である玉依姫命(タマヨリビメノミコト)がまつられています。
玉依姫命は女性の美の神様として信仰されていて、多くの女性が訪れます。
ここには、全国でも珍しい、鏡の形をした鏡絵馬があり、表面に顔を、裏面に願い事を書いて納めます。
休憩所では、美人水というカリンのジュースを飲むことができます。
このカリンは、下鴨神社の葵の庭でとれたものが使われているそうです。

カリンは、生薬としても使われ、去痰や鎮咳の効能がありますが、漢方薬よりも、のどあめのイメージが強いです。
カリンは秋に実が成熟するので、今は小ぶりの実がちらほらみつかります。
境内にある木にも実がなっていて、これから大きくなっていくのがわかります。
ちなみに、樹皮がこのようにめくれるのは、カリンの木の特徴です。

私は、お参りを済ませた後、絵馬は恥ずかしいので(『ムカエマの世界』を書いた、みうらじゅんのような人たちに見られてしまうので)、美人水だけ味わってきました。
甘さ控えめで、スッキリとして、夏の暑い日でもおいしくいただけます。
今の季節は、美人水のシャーベットもあり、糺の森の木陰で味わうシャーベットというのは何とも風情があり、穏やかな気分になれます。

夏の京都にお出かけの際は、ぜひ糺の森まで足を運んでください。

漢方生活始めてみませんか♪

17080801

2017年8月8日(火)

今回は、本のご紹介です♪
タイトルは「ゆるい生活」。
本のカバーは、漢方薬の袋のようになってます。

著者である「郡ようこ」さんが、突然のめまいにおそわれて、漢方薬局を訪れることで始まる実録エッセイです。
漢方薬はもちろんのこと、アドバイスを受けながら自分でも生活習慣を変えていく事で体調を改善していく様子がリアルに描かれています。
何度も漢方薬局に通い、自分の体質に向き合い奮闘します。「甘いもの」「冷え」「ためやすい」などもキーワードです。
そのやりとりが、時にはちょっぴり厳しくも激しくもあり(笑)、それでいてまたゆるやかで絶妙なんです。
ご興味ある方はぜひ読んでみて下さいね。

ひとりひとり、体質が異なります。それによって漢方薬なども変わります。
漢方生活始めてみませんか♪

漢方薬の効果 

2017年7月29日(火)

今日はハレノヴァに来店されたお客様の症例をご紹介します。

来店きっかけ:友人の紹介
「妊娠を望んでいるが、1年前から体調が悪くなかなか妊娠に恵まれない」との悩みから漢方薬を使って体調を整えたいと来局されたました。
最初の問診より、普段の生活、身体の不調、ストレス状態などを確認し体調を整えることを優先した漢方薬を煎じ薬で服用を開始しました。2週間後の来局の際、身体の変化が見られ「1週間ほどでいつもの不快感がなくなり、食欲が出てきました。」とおっしゃられ「もっと早くに漢方薬を試せばよかった」とお声をいただきました。その後も継続して漢方薬を続けていただき、また妊娠に繋がる体調作りへ整えていきました。
約9か月ほどで妊娠の報告を受け今はゆっくりと生活されているとのことです。まずは身体の不調を整えることが大切ですね。
スタッフ一同非常にうれしく、元気なお子さんを出産されることを心から楽しみにしています。

身体の不調でお困りの方、漢方薬について知りたい方、、また自然の力を使ったお薬を服用されたい方、お気軽にお越しください。

ハーブコーディアル

17072201

2017年7月22日(土)

あっという間に梅雨明けですね。
梅雨の間も暑い日が多かったですが、これからはますます暑くなる日が増えそうです。
熱中症には充分注意をして元気に毎日を過ごしましょう。

さて、今回ご紹介するのはハーブコーディアルというドリンク。
ハーブというと少し独特の味が苦手、という人もいるかもしれませんが、バランスよく色んなハーブをたっぷり凝縮したこのコーディアルは変なクセがなくてとっても飲みやすい♪
そして見た目もカラフルで目にも楽しめますよね!

今の季節でしたら冷たいお水や炭酸水でわって飲むとスッキリとした味わいに。
またお腹を冷やしたくないという方にはお湯わりがおすすめ。
他にもお酒でわったり、ヨーグルトに混ぜたりと、色々な楽しみ方ができます。

私もこのコーディアルが好きなのでよく飲んでいます。
今日はエルダーファミリーの水わりにしてみました。
エルダーファミリーは甘めの味なのですが、甘ったるくはなく、すきっと飲めます。

夏のおすすめお手軽ドリンクとしていかがでしょうか。

梅雨

17071201

2017年7月12日(水)

梅雨は湿度が高く温度差もあり、苦手な人が多い季節です。
体が重だるく、頭痛がしたり、食欲がおちて胃腸の調子が悪くなったり、膝が痛くなったりしませんか?
湿度が高く汗として発散しにくいうえに、暑さからついつい冷たいものをとりすぎたり、冷房で冷えすぎたりすることで、水分の代謝が悪くなっていることも一つの原因と考えられます。

冷たいものや脂っこいもののとりすぎは、胃腸の働きを低下させ、むくみにもつながるため、気を付けた方が良いです。冷たい麺類などあっさりしたものばかり食べがちになりますが、タンパク質はしっかり摂るよう心がけましょう。
しそ、ねぎ、しょうがなどの香味野菜は体を温めますし、食物繊維の多い雑穀類や海藻類、根菜類は水分の排泄を助けるので、おすすめ食材です。

又、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動で適度に汗をかき、代謝をよくすることも大切です。

漢方薬は滞った余分な水分を取り除き、巡りを良くするのが比較的得意です。
この時期に体調が悪くなる方は、胃腸の機能が弱く、水分の代謝が悪いのかもしれません。
気になる方は、一度ご相談ください。

植物園にて

レモングラス 170617

2017年7月1日(土)

先日、大学の植物園へ行ってきました。

自宅から電車で1時間強、歩いて2時間の距離にあり、健康のために、行きは歩いて行きました。
暑い暑いとつぶやきながら、電車で行けばよかったと後悔しながら、何とか着きました。
クチナシの花が見ごろで、キレイに咲いていました。

ハーブティによく使われるレモングラスも腰の高さくらいまで、立派に育っていました。

ハスの花はまだ咲いておらず、つぼみが2つほどみられるだけでした。ハスは実を「蓮肉」または「蓮子」などと呼び、漢方処方に使われ、下痢や不眠などに用いる処方に入っていますが、実がなるのはまだまだ先です。

ぶらぶらと園内を回っていて、カルドンが気になりました。背が高く、人を寄せ付けないトゲだらけの姿。
調べてみると食べられるようで、アーティチョークに似た味だそうです。
私はアーティチョークを食べたことがないので、全く味が想像できませんが、食べられるものは食べてみることを、行動原理のひとつとして置いている私としては見逃せません。
食べ方、食べごろを詳しく調べて、もらいに行こうと思います。

あ、その前に、ハスの花が咲いた頃にまた行かないと。

アマチャの花

17062001

2017年6月20日(火)

梅雨の晴れ間に、大学の薬用植物園に行って来ました。
木々の緑が深まり、たくさんの植物が花を咲かせ、実をつけていました。
その中でアマチャの花に目を引かれました。アジサイ科の植物で紫陽花によく似た可愛いお花です。
お釈迦さまの誕生日を祝う行事にも使われる「甘茶」として、ご存知の方が多いのではないでしょうか。

「甘茶」は字のごとく甘い茶のこと。
アマチャの葉はそのままでは苦く、葉を発酵、乾燥させるなどの手を加えることによって甘味が出ます。
その甘味成分は「フィロズルシン」でお砂糖の約400倍ともいわれており、甘味料としても使われています。
ちなみに「甘茶」のおいしい飲み方ですが、
「甘茶」の葉の量は水1リットルに対して2~3g程度と少なめにすることが大切です。たくさん入れすぎないようにご注意くださいね。

他にも多くの植物を観察して回りながら、植物からパワーをもらい、リフレッシュして来ました♪
そして植物からの恵みに改めて感謝する一日となりました。

友が島:菊花

IMG_3634

2017年6月12日(月)

先日、和歌山県にある「友が島」に行ってきました。
友が島とは、淡路島と紀伊半島の間にある地ノ島、神島、沖ノ島、虎島の総称です。
大阪から車で1時間半ほど走り、フェリーに乗って20分。あっという間についてしまいました。
久しぶりにフェリーに乗ると気持ちいいですよね☆

ここは、昔に第二次世界大戦まで要塞施設として使用され、大阪湾からの外国艦隊の進入を防ぐ目的で建てられたとのことですが、一度も大砲を打つことなく終戦を迎えたとのことです。
今では「天空の城ラピュタに似ている」とのことで観光スポットになっています。
島に着くと、トレッキングに来ている老若男女の方がおられ、また外国からの観光客もちらほらと見受けられました。
2コースあり、私は2時間ほどで回れる短いコースを選びました。それでも上りあり下りありで汗だくになるほど。。。
明日は筋肉痛になるでしょう。。。
最初に見えたのは第二砲台:ここは爆破されてしまい形は残っていません。

一番見どころがあったのが第三砲台:ここは地下が迷路のようになり明かりもなく真っ暗。携帯のライトがなければ前に進めません。

どことなく「天空の城ラピュタ」に似ていますよね。

友が島にはジャングルのような森もたくさんありましたが、なんといっても菊がたくさん咲いていました。

この菊は小粒で杭菊花といい、非常に目に良い作用を持っています。効能効果としては、目の炎症・充血を取り精神を落ち着かせてくれます。良く菊花茶としても飲まれていますよね。
ハレノヴァにもすっきりとした甘さの菊花茶があります。ぜひ興味のある方お問い合わせください。

アマリリス

17060301

2017年6月3日(土)

こんにちは~。
6月に入りましたね。暑い日が続いたかと思えば、急に寒くなる日もあり、気温の差が激しいですね。こんなときは体調を崩しやすくなるので、注意してくださいね。

さて、写真の花はアマリリスです(2枚目はちょうど1週間前に撮ったつぼみの写真です)。
つぼみのときから薬局に飾っているのですが、赤がキレイな花が咲きました(^^)♪
さりげなく他の植物の支柱代わりにされて、共存していますね。

漢方でアマリリスを使うという話を聞いたことがなかったので、ハーブの世界ではどうなのだろう?と思い調べてみましたが、どうやら使わないようでした。
アマリリスは観賞用のお花のようです。
でもキレイなお花を見るといい気分になれますので、どんなお花にもリラックス効果があるというのも間違いではないかもしれませんね。

紫陽花をはじめとして、6月が見ごろのお花もたくさんあります。
時には色とりどりの花を見て、万病の元となるストレスを発散させてはいかがでしょうか?

ウメの実見つけました

17052601

2017年5月26日(金)

最高気温が上がり、日中が過ごしやすい時期はもう過ぎてしまいましたが、朝晩はまだ涼しいです。
私は、朝の通勤前に、ぶらぶら散歩するのが好きですが、今はちょうどいい季節です。
私の住む市には天満宮があり、そこにある八条が池は、平成25年度都市景観大賞の空間部門で国土交通大臣賞に選ばれました。
が、おそらく、あまり知られていません。市民ですら、どれだけの人が知っているのかわかりません。

それはともかく、池の周りは歩いていて落ち着く場所で、散歩でよく立ち寄ります。
木陰の小道にあるウメの木に大きくなる途中の実がなっていました。
もう少ししたら、ウメの実がスーパーにも並ぶ時期になりますね。
去年は初めて梅酒をつくりました。
今年も梅酒をつくろうか、梅干しに挑戦してみようか迷います。

お手軽、美味しいお茶で一息♪

17051101

2017年5月11日(木)

若葉が青空に映える季節になりました。

5月とはいえ、気温もぐんと上がって暑い日もありますね。
「体の中に熱がこもった感じやのぼせたような感じがある。」
また、「パソコンやスマホをよく使うので目が疲れる。」
なんて感じることありませんか?
そんなとき、お茶で一息ついてみませんか♪

今回ご紹介するお茶は、緑茶に菊花とクコの実を入れたお茶です。
緑茶はお茶の仲間では、どちらかいうと体を冷ます性質があります。
熱がこもった感じのときにおすすめです。
菊花も熱を冷ましたり、イライラや目が充血したりする時に、クコの実も目の疲れなどに良いといわれています。
漢方薬にも使われています。
ほどよい苦味とほんのり甘味のあるお茶です。クコの実は食べることもできます。

ちょっとした不調に気づき、自分の体をケアするのも漢方でいう養生にもなります。
自分のために、ゆっくりとお茶を入れて飲むのもとてもいいですね。

お手軽に美味しく、養生を始めてみませんか♪

☆春☆

4 エンゴサク 福知山 170411

2017年5月1日(月)

あっという間に暖かくなり過ごしやすい季節となりました。
ゴールデンウィークにはお出かけを計画されている方も多いかと思います。

春の便りは花々のイキイキとした表情からも見受けられますね。
4月に京都北部にある社圃場を覗いてきました。
20種類ほどの薬草が植えられているのですが少しずつ花が開花しています。
今回ご紹介するのはケシ科の植物「延胡索(エンゴサク)」です。小さな赤紫色の4枚の花びらを咲かせます。

漢方では塊茎を使用し、鎮痛・鎮静作用や漢方的な考えでは、気・血の流れを促進させます。特に胃痛や婦人薬として使用されます。
春の季節、いろいろな花の観察に出かけるのもよいかもしれませんね。

お出かけに携帯 シトロネガード!

17042201

2017年4月22日(土)

朝晩がまだ寒い日もありますが、日中は暖かくなり、過ごしやすい陽気になりましたね。
来週にはゴールデンウィークもありますので、ピクニックやキャンプなど、外で遊ぶ機会が増えるのではないでしょうか?

そんな時におすすめなのが、カリス成城さんから出ている「シトロネガード」。
シトロネやゼラニウムの香りで、虫を寄せ付けないスプレーです♪
人にはとても心地よいさわやか香りなのですが、虫はこの匂いが苦手なのだそう。
天然素材からできているので、お肌にも安心です。
よく動き回るお子さまには使い勝手のよいジェルタイプもありますよ~。

私も植物園に出かけるときなどに重宝していますO(≧▽≦)O
実際、虫が寄ってこないのか、蚊に刺されることが減りました~。

この春からのお出かけに携帯してみてはいかがでしょうか?

※ 動物を飼っている方は、その動物にとって精油が良くない場合もありますのでご注意くださいませ。

花粉症と漢方

20170325

2017年3月25日(土)

みなさまこんにちは。
くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの花粉症の症状に悩まされていませんか?
花粉飛散量が、昨年の4倍もあるそうですね。最近は花粉症がなかった私もとうとう発症してしまいました。
この時よく飲まれるお薬は、抗ヒスタミン薬といって、眠くなりやすい成分が入ったものになります。
最近では、1日1回の服用で眠くなりにくいものも販売されておりますが、効果が切れるとまた花粉症があらわるのでずっとお薬は手放せません。
一方漢方では、花粉という外因的なものが原因とするのではなく、体内の内因的なものが原因で起こると考えます。たとえば、体内に過剰な水が存在することが原因で、少しの花粉や寒冷刺激などによって花粉症が発症します。まずは、水の代謝に関わっている肺・脾・腎を立て直すことで花粉症になりにくい体づくりをします。もちろん漢方薬なので眠くなりません。
私自身も、体調を調える漢方薬を服用してると、花粉症の症状が楽になりました。人によって体質が異なるため、気になる方はハレノヴァまでご相談ください。

ちなみに、こちらの写真は現在店頭でお出ししている花粉症対策のハーブティです↓

春になりましたね

17030401

2017年3月4日(土)

朝晩は寒い日が続きますが、日中は暖かくなる日が増えましたね。
梅の花が見頃となり、早桜が咲いている地域もあるようでね、少しずつ春が到来してきたという感じですね。
店内のディスプレイも桜の花びらいっぱいの春仕様で、みなさまをお迎えしています。

さて、今回はそんな春の養生について。
漢方ではすべてのものを5つの要素に分けて、その特徴を捉えて養生に活かす方法があります。
例えば身体の働きも肝・心・脾・肺・腎の5つの要素に分けられ、それぞれがきちんと機能することで、身体を健康に保っています。
季節も同じように春、夏、長夏、秋、冬の5つに分けられます。
この5つに分けられたもの同士は関連性があり、「春」は「肝」との関連性が深い季節だといわれます。

漢方でいう「肝」は、西洋医学の肝臓の意味ではなく、他の機能をコントロールしたり、血液を貯蔵したりする働きを担っています。「肝」がきちんと働いていると、新陳代謝が正しく行われ、気分も落ち着きます。逆に「肝」の働きが悪くなると、原因不明の不調が出てきたり、イライラや気分の落ち込みが出やすくなったりしやすくなります。

「春」は「肝」に関連が深い季節なので、その季節の特性上、「肝」の不調が出やすくなります。同じように西洋医学でも春は自律神経が不安定になり、不調が出やすい季節と言われていますので、春には春の、季節に応じたケアが必要になってきます。

ストレスを溜めこまない、身体を動かす、旬の食材を取り入れた食事を心がけるなどは、春におすすめの養生法です。
もっといろいろ知りたい!という方はぜひハレノヴァまで相談に来て下さいね。
生活改善だけでは不安……という場合は、それぞれの体質に合った漢方薬もご提案していますよ。