2017年 謹賀新年

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2017年1月10日(月)

 

皆様、新年あけましておめでとうございます。

今年の干支は酉ですね。丁酉(ひのととり)
酉年の由来は
「果実が成熟の極限に達した状態を表す」と言われています。
「収穫した作物から酒を抽出する」という意味もあるようです。酉という漢字は酒が語源になっているとか?
酉年はどんな年?
✳︎「とりこむ」から商売繁盛の縁起の良い年
✳︎五行では「金気」
✳︎方角は「西」
皆様の商売繁盛に繋がる良い年になりますように。

初詣には酉年の由来にちなんで京都の松尾大社さんへお参りに行ってきました。ここはお酒の神様で各酒造メーカーから樽が奉納されています。新年のお祝いに御神酒をいただきました。

2017年も皆様の健康をお支えし元気で笑顔あふれるお手伝いをしてまいります。
本年も漢方薬局ハレノヴァを宜しくお願い申し上げます。
ー漢方薬局ハレノヴァ一同ー

お正月の準備に屠蘇散

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2016年12月10日(土)

早いものでもう12月の3分の1が過ぎましたね。
2016年も残すところあと少しです。
日に日に寒くなっていきますが、体調には気をつけてなにかと忙しい12月を乗り切りましょう!

さて、写真は「屠蘇散」です。
「屠蘇散」はお正月に飲む「お屠蘇」を作る元の生薬のこと。
漢方薬と同じように。身体の調子を整える生薬が複数組み合わせ去っています。
この屠蘇散を一晩日本酒に漬けておくと、翌朝には美味しいお屠蘇が出来上がっているという訳です。
お酒が苦手な方の場合は、みりんに漬けると美味しく仕上がります。

お屠蘇は邪気を払い、その年の健康や長寿を願って飲むものとされています。
せっかくの縁起物、お正月の準備のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?
屠蘇散はハレノヴァでもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

年末年始休業・臨時休業・営業時間変更(臨時)のお知らせ

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2016年12月2日(金)

漢方薬局ハレノヴァの年末年始休業日、臨時休業および12月28日(水)の営業時間変更をお知らせいたします。

年末年始休業期間:
平成28年12月29日(木) ~ 平成29年1月3日(火)

臨時休業日:
平成28年12月24日(土)
平成29年1月14日(土)

営業時間変更日(臨時):平成28年12月28日(水)
営業時間 / 10:00 ~ 13:00

年末年始休業期間および臨時休業日中、メールでのお問い合わせは受け付けておりますが、お返事は
1月4日(木)以降となりますので、予めご了承くださいませ。

ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。

「ひはつ」について

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2016年11月12日(土)

今週後半から、急に寒くなりましたね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今回は「ひはつ」についてお話いたします。

テレビ放映の影響により、今週からお問い合わせが増えてきましたので、ブログでもお伝えいたしますね。

ハレノヴァでは、基本お取り寄せでの対応とさせていただいております。

また、ご用意できる「ひはつ」は5oogの商品で、粉末タイプのものではなく、原形タイプのものです。

なお多数お問い合わせいただいております。必ずしも商品をご用意できるとはお約束できませんので予めご了承くださいませ。

価格や在庫状況につきましては、ハレノヴァまで直接お問い合わせくださいませ。

クリスマスにおすすめの1枚♪

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2016年11月5日(土)

ハロウィンも終わって、そろそろ街中はクリスマスのディスプレイに変わりつつありますね。
今回は、クリスマスにおすすめのジャズ・アルバムをご紹介します(o^^o)

「A CHARLIE BROWN CHRISTMAS」
日本語のタイトルは、「スヌーピーのメリークリスマス」というこのアルバム。
数あるクリスマスミュージックの中でも、ロングセラーの1枚です。

1965年の発表以来、50年以上たった今聞いても、新鮮で、いいアルバムだなぁ~と思います。

子供達の歌声がかわいい”クリスマス・タイム・イズ・ヒア”や名曲”ライナス & ルーシー”、定番の”クリスマス・イズ・カミング”など、バラエティにとんでいて、何度聞いても飽きることなく、聞いているとあたたかい気持ちになれます。

近々ハレノヴァのBGMにも追加予定ですので、お店にお越しの際は、チェックしてみてください♪

これから寒さが本格的になってきます。
年末に向けて忙しい毎日ですが、温かいものを飲みながら、心地よい曲に耳を傾け、ゆったりする幸せな時間をとりましょうね*\(^o^)/*

凍頂烏龍茶

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以前、台湾で頂いたお茶についてご紹介します。

「千と千尋の神隠し」で有名な九份に行った時に休憩しながら台湾のお茶:「凍頂烏龍茶」をいただきました。お茶の淹れ方が独特で、簡単にご紹介いたします。

最初に茶葉を急須に入れ溢れんばかりの湯を少し高い所から注ぎ茶具を温めます。1回目に注いだ湯はそのまま捨て、2回目からいただきます。2回目の湯を注ぎ20分ほど蒸らしてから細い聞香杯(香りを嗅ぐための容器)に湯を注ぎお茶を捨てまず香りだけを楽しみます。同じお茶を茶杯に注ぎ、お茶の味を初めて楽しみます。最初のお茶はすっと軽く爽やかな味でした。また同じ茶葉に湯を注ぎ蒸らして3回目を楽しみます。同じ茶葉を6回ほど同じように楽しむんですが、後になればなるほど渋みが出て味の変化が楽しめます。どの味も美味しかったですよ。

緑茶、烏龍茶、紅茶は全て同じ茶樹の若葉を使っています。その違いは加工工程にあり、
緑茶は茶葉を摘んだ直後に加熱、烏龍茶は半発酵させ、紅茶は完全加工させたものです。
烏龍茶は消化を助け、また身体のムクミ防止効果もあります。他にも烏龍茶に含まれるポリフェノールがダイエットにも効果的と言われているようです。
お茶をゆっくり楽しむのもいいですね。

サフランがもうすぐ咲きそうです

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2016年10月22日(土)

今週は暑い日が続いたと思えば、昨日からまた急に冷え込みましたね。
気温差によって体調を崩している方もたくさんいらっしゃいますので、みなさまお身体にはお気をつけ下さいませ。

さて写真はサフランという植物です。
鉢に植えて芽が出たところをお譲りしていただき、現在水やりをしながら花が咲くのを待っているところです。
2週間前にはまだ緑の葉っぱは出てきていなかったのですが、今週の頭には葉っぱが出始め、今はぐんぐんと成長しているところです。
もう少しすると花が咲くとのことでしたので、楽しみにしています♪

またサフランは花柱の部分をお菓子や料理の着色料として用いることで有名ですが、漢方でも使うことがあります。
ちなみにこれがサフランの花柱を乾燥したものです。

漢方では血のめぐりをよくする働きや気持ちを落ち着ける働きがありますよ。

やけど・ケガには紫雲膏!

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2016年10月14日(金)

先日、うっかりやけどをしてしまいました(>_<)
注意を払っていても、不意のやけどやケガは避けられないですよね。

水ぶくれができていたので、まずは病院で診てもらったあと、やけどには紫雲膏!ということで、朝晩せっせと塗っていました。
すると2週間ほどたったころに、跡も残らずキレイに治りました(*^^*)

紫雲膏(しうんこう)は、生薬シコンとトウキ、ゴマ油、豚脂、ミツロウなどから作られています。
シコンは、抗菌作用や新しい皮膚を作る働きを助ける作用があり、トウキは血行を促進してくれます。
やけどやケガの他、乾燥タイプの肌荒れにもよく効きます。

小さなお子様からお年寄りの方まで、年齢を問わず使っていただけるので、ご家庭の常備薬におすすめです(^o^)/

※原料にゴマ油を使用しておりますので、ゴマアレルギーの方はご注意ください。

山茱萸の実がなっていました!

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2016年10月8日(土)

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。今日から3連休でどこかに出かける方も多いのではないでしょうか。
先週私は、三重県にある「なばなの里」へコスモスとダリアのお花を見に行ってきました。
残念ながら、コスモスは台風の影響で倒れてしまったものも多くみられ、満開の状態を見ることができませんでしたが、
広場一面に広がる色とりどりのお花を見てたくさん癒してもらいました。

また、庭園を散策していたところ赤い実がなっている木を発見しました。
看板をみると山茱萸(さんしゅゆ)でした。
よく滋養強壮や夜間頻尿、口渇などで使われる八味丸(はちみがん)や牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などに含まれる生薬です。
日本への渡来は、享保7年(1722年)に将軍・徳川吉宗の命令により薬用として、朝鮮半島から種子を落ち込まれたのがはじめと言われているそうです。また、いちごやりんごなどのように偽果であるのが特徴的です。
日本では、よく公園や街路樹などにも植えられていることがあるみたいなので、
毎年秋になると赤い実をつける木を探すと山茱萸の木かもしれませんね。

水分れ公園(みわかれこうえん)

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2016年10月1日(土)

兵庫県丹波市に日本一標高の低い分水界があるのをご存知ですか?

分水界とは、太平洋側と日本海側 に水の流れがわかれていく分岐点を指します。
以前から氷上町の国道175号を通るたびに「水分れ交差点」の標識が気になっていました。
この水分れの分岐点は水分れ公園の中に位置します。
公園の入り口から緩やかな坂道を5分ほど川沿いに上っていくとこの分岐点が見つけられます。標高95mと日本一標高の低い平野部にあるということで有名だそうです。水分れ公園の中には水分れ資料館や部(いそべ)神社もあり、ちょっとした散歩ができますよ。登山を目的に来られる人もいるようで、駐車場には登山案内図もありました。

この分岐点からちょうど70kmのところに日本海と太平洋があり、この水が両サイドの海に繋がっていると思うとなんとなく「へぇ〜〜〜」と思ってしまいます。

分水界とは少し関係ないですが、水は土壌によって色々種類がありますよね。昔は煎じ薬を作る時に体質に合わせた水質を選ぶこともあったみたいです。

丹波は栗・黒豆・お米など農作物が豊かな地域です。
食欲の秋・紅葉の秋・遠足の秋を楽しむのに少し出かけてみるのもいいかもしれませんね。

乾燥対策に漢方薬!

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2016年9月24日(土)

朝晩が涼しい日が続きますね。すっかり気候は秋です。
日中は気温が高い日もありますので、気温差で体調を崩さないよう、お気をつけくださいね。

さて秋に入って、これから気になるのが「乾燥」ですよね。
乾燥対策といえば保湿クリームというのが定番かもしれませんが、漢方薬を上手に利用すると身体の内側から乾燥対策ができます!

乾燥に対して必要となってくるのが「潤い」です。
ここでいう潤いは単なる水分というだけでなく、身体作りに必要な栄養に富んだもののこと。
漢方薬は体質改善を通して、その潤いを補充するのを助けてくれるのです♪

潤いを補充するのを助けてくれる漢方薬はたくさんありますが、そのひとつに「瓊玉膏」という名前の漢方薬があります。
漢方薬では珍しい飲む軟膏タイプのお薬なので、服用も簡単です☆
巷では飲む美容液、と呼ばれているとか……??

お、ちょっと気になるかも??と思った方はぜひぜひハレノヴァまでいらしてください!
お店で試飲もできますよ~。

また今月発行のハレノヴァ健康通信Vol.8にも乾燥について色々書いてありますので、ご一読くださいませ!

瓊玉膏の症例はこちら↓
https://halenova.com/blog/?p=4059

瓊玉膏に関する他の記事はこちら↓
https://halenova.com/blog/?p=6056

漢方薬の保存方法

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2016年9月16日(金)

普段の食事やリラックスタイムに、お茶は欠かせませんよね(^.^)
緑茶やほうじ茶、紅茶など、色々な種類がありますが、保存方法ひとつで鮮度がずいぶん変わってきます。

漢方煎じ薬も、植物の根をはじめとする天産物を乾燥させたもの。
保存の考え方は、お茶と同様です。
密封して冷暗所で保存し、湿気、光、温度や空気による酸化を避けましょう。

写真は、京都にある手作り茶筒の老舗「開化堂」のものです。
気密性が高く、湿気を呼びにくい造りになっているそうです。
ハレノヴァのお客様の中にも、煎じ薬を缶に入れて、保存されている方がいらっしゃいます。

保存方法は人それぞれですが、くれぐれも湿気を避け、冷暗所で保存してくださいね(^o^)/

便秘でお困りではないですか?

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2016年9月10日(土)

9月に入り、朝晩は少し冷え込むようになってきましたね。
みなさま、体調の方はいかがでしょうか。

本日は、便秘についてお話します。
毎年、秋や冬になると便秘になりやすいという方はいらっしゃいませんか。
これは、空気の乾燥と関係してきます。
空気が乾燥してくると、大腸の水分も減少するため、硬い便になります。
コロコロとした鹿の糞のような便しか出ない方は、大腸の乾燥が進んでいると考えます。
そういう方は、センナ、ダイオウなど腸を刺激するだけの便秘薬では、便秘の体質改善にはなりません。
プラスα(アルファ)腸を潤す作用のある生薬が配合されている漢方薬でないと改善されないのです。

また、便秘といっても、便秘にはさまざま原因で起こります。
・腸の冷えから起こるもの
・ストレスから起こるもの
・外食が多い人、味の濃いものを飲食続けて起こるもの
・女性では、月経周期から起こるもの
など、たくさんあります。

さまざまな原因から起こる便秘に対して、たくさんのいい漢方薬があります。
ハレノヴァでは、詳しくお話を伺った上で、その人に合った漢方薬をご紹介しております。
漢方薬は少し心配という方は、普段のお茶として気軽に生活に取り入れていただけるような民間薬もございますので
一度、便秘でお困りの方は、ハレノヴァまでご相談くださいませ。

キハダ ☆黄柏☆

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2016年9月3日(土)

9月に入りまだまだ残暑が厳しいですが、朝晩が少し過ごしやすくなってきましたね。秋の味覚が楽しみになってきました。

少し前ですが8月初旬に、漢方薬で使用される「黄柏」採取の研修に参加してきました。
黄柏とは、ミカン科:キハダの樹皮を乾燥させたものです。
非常に苦いですが、家庭薬としてもよく使われています。「良薬は口に苦し」とはまさに黄柏のことを指すのかもしれません。
効果として健胃・整腸作用・殺菌作用があり、また身体の中の余分な熱を取ってくれるので打撲にも使われます。


今回の研修で使用したのは、奈良県で40年以上育ったキハダの木です。伐採後適当な長さに切断し、樹皮を剥がしやすいように切れ目を入れます。切れ目からヘラなどを使って刺していくとスーーッと剥がれていきます。思っていた以上に綺麗に簡単に剥がれ、鬼皮も自然に取れていきます。

あとはこのまま乾燥し漢方薬として使います。

このキハダの採取は水分が樹皮に沢山染み込んでいる梅雨の時期が適しています。乾燥するとこんなに簡単には剥がれないそうですよ。

漢方薬に使われている生薬の多くは長い年月育った植物の力を使っています。大切に使わないとダメですね。

ガマの穂

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2016年8月27日(土)

今日は8月最後の週末ですね。
来週から月が変わりますが、もうしばらく暑さは続きます。
また大きな台風が近付いていると言われていますので、気を付けて過ごしましょう。

さて、写真は「ガマ」です。植物の名前は「ガマ」ですが穂の部分の印象が強くて「ガマの穂」と呼ぶ方が多いかもしれませんね。
この「ガマ」はお盆休みに出かけた水族館内の公園スペースで見かけたものです。

普段の生活にはあまり関わりは少ないですが、古事記の因幡の白兎のお話の中に登場することで有名なのではないかと思います。
お話の中で、毛をむしられてしまった因幡の白兎は、大国主命に「ガマの穂」で傷を治してもらいますよね。
漢方の世界でもこの「ガマの穂」は、花粉の部分を「蒲黄(ホオウ)」という名前で、止血・活血作用のある生薬として用いられることがあります。
古いお話の中にも今でも身近にあるものが利用されていると思うと少しワクワクしますね。