春になりましたね

2017年3月4日(土)

朝晩は寒い日が続きますが、日中は暖かくなる日が増えましたね。
梅の花が見頃となり、早桜が咲いている地域もあるようでね、少しずつ春が到来してきたという感じですね。
店内のディスプレイも桜の花びらいっぱいの春仕様で、みなさまをお迎えしています。

17030401

さて、今回はそんな春の養生について。
漢方ではすべてのものを5つの要素に分けて、その特徴を捉えて養生に活かす方法があります。
例えば身体の働きも肝・心・脾・肺・腎の5つの要素に分けられ、それぞれがきちんと機能することで、身体を健康に保っています。
季節も同じように春、夏、長夏、秋、冬の5つに分けられます。
この5つに分けられたもの同士は関連性があり、「春」は「肝」との関連性が深い季節だといわれます。

漢方でいう「肝」は、西洋医学の肝臓の意味ではなく、他の機能をコントロールしたり、血液を貯蔵したりする働きを担っています。「肝」がきちんと働いていると、新陳代謝が正しく行われ、気分も落ち着きます。逆に「肝」の働きが悪くなると、原因不明の不調が出てきたり、イライラや気分の落ち込みが出やすくなったりしやすくなります。

「春」は「肝」に関連が深い季節なので、その季節の特性上、「肝」の不調が出やすくなります。同じように西洋医学でも春は自律神経が不安定になり、不調が出やすい季節と言われていますので、春には春の、季節に応じたケアが必要になってきます。

ストレスを溜めこまない、身体を動かす、旬の食材を取り入れた食事を心がけるなどは、春におすすめの養生法です。
もっといろいろ知りたい!という方はぜひハレノヴァまで相談に来て下さいね。
生活改善だけでは不安……という場合は、それぞれの体質に合った漢方薬もご提案していますよ。

漢方薬局ハレノヴァ

TEL: 06-6312-8429

大阪市北区末広町3-21 扇町センタービル1F

ご相談予約

症状・病気別漢方

症例

回春仙について②(やる気の低下・頭がぼーっとする)

回春仙は、13種類の生薬を配合しており、気(≒エネルギー)や陰(機能亢進過剰を抑えるもの)などをバランスよく補充できる漢方薬です。
1丸が小さいため服用しやすく、瓶も小さいので持ち運びやすいのが特徴です。
症状があるときに服用する、頓服薬としてとても便利な漢方薬です。
今回は、やる気の低下・頭がぼーっとするのを改善するはたらきについてお話します。
続きを読む »

回春仙について①(動悸・息切れ)

回春仙は、13種類の生薬を配合しており、気(≒エネルギー)や陰(≒機能の亢進しすぎを抑えるもの)などをバランスよく補充できる漢方薬です。
1丸が小さいため服用しやすく、瓶も小さいので持ち運びやすいのが特徴です。
症状があるときに服用する、頓服薬としてとても便利な漢方薬です。
今回は、動悸・息切れに対する効果についてお話します。
続きを読む »

廣東牛黄清心元について④(動悸・不安に対して)

牛黄清心元7

まず、ご注意いただきたいのが、牛黄清心元(ごおうせいしんがん)は、様々なメーカーが製造していて、内容が違うことです。含まれる生薬が違うと、使い方も違います。
廣東牛黄清心元(かんとんごおうせいしんがん;以下、清心元)について、今回は高熱やのぼせに対する効果を説明いたします。


続きを読む »

頭がクラクラする・手足のしびれ

30代女性
主訴:#1頭がクラクラする・#2手足のしびれ

現病歴:
#1頭がはたらかず考えがまとまらない、言葉が出なくなる。1日中(+)だが疲れでさらに悪化。眠くないのに今すぐ横になりたくなる。血の気が引くのに近い感覚。めまいではない。
#2今までも症状があったが、この3週間ほどが特にひどい。特に足がひどい。以前はしびれだけ。一日中(+)、仕事終わりに悪化。何か他のことをしたりリラックスしていると(-)。
友人がここで薬をもらっていて、すごくよかったので、(当店を)勧められたとのこと。

続きを読む »

ゴールデンウィーク営業日のお知らせ

15042201

2023.4.28(金)

続きを読む »

呑気症

50代女性
主訴:呑気症(と自分で判断)

現病歴:お腹全体が脹って仕方がない。げっぷもガスも良く出る。クリニックで数か月間、漢方薬をもらっているが治らない。自分では呑気症だと思う。ストレスが原因と感じる。

続きを読む »

経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)の副作用防止

60代女性
主訴:経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)の副作用防止

現病歴:
 2か月ほど前に突然血尿が出て病院受診。早期がんの疑い。2週間後に上記の手術を受けた。筋層まで切除したため、術後は激痛だった。これから、BCG注入療法をするが、膀胱炎など副作用が起きないようにしたい。
 現在、日中は2時間ごとにトイレ、夜間も3時間ごとにトイレへいく(以前は昼は3時間ごと、夜は6時間以上起きなかった)。排尿痛は少し。血尿は見た目にはないが、尿検査で潜血(2+)。残尿感(-)。
 

続きを読む »

食欲不振(食べたくない・食べられない)について

半夏4

食欲不振は自覚症状であり、ご本人は悩んでいても、周りには理解されない悩みかもしれません。
食べることが億劫になり、気力がわかなかったり、さらには体重が落ちてしまったりすると、生活にも支障が出てきます。
西洋医学に比べると、漢方では食欲に関する悩みに対して、お薬がたくさんあり、いろいろな選択肢があります。漢方で考える食欲不振を起こすメカニズムを次に紹介します。


続きを読む »

疲れやすい・生理前後の体調不良

20代女性
主訴:疲れやすい・生理前後の体調不良

現病歴:
 〈疲れやすい〉大学生の頃から。初めは体力の低下のみだったが、最近は体力とともに気力もダウンしている。
 〈生理前後の体調不良〉高校3年生くらいから。年々悪化している。それ以前は生理痛もなく問題なかった。貧血っぽい感じ。鉄と葉酸のサプリを飲み忘れたり、睡眠が短いとひどくなりやすい。生理の3日前からしんどくなってくる。生理が終わりに近づくと少しよくなるが、しんどいときも多い。

続きを読む »

廣東牛黄清心元について③(高熱・のぼせに対して)

牛黄清心元3

まず、ご注意いただきたいのが、牛黄清心元(ごおうせいしんがん)は、様々なメーカーが製造していて、内容が違うことです。含まれる生薬が違うと、使い方も違います。
廣東牛黄清心元(かんとんごおうせいしんがん;以下、清心元)について、今回は高熱やのぼせに対する効果を説明いたします。


続きを読む »

足の冷え・不眠・注意力散漫

60代女性
主訴:足の冷え・不眠・注意力散漫

現病歴:
 〈睡眠〉1か月半前から寝付きが悪い。今は5~6時に起きて二度寝する。一般用医薬品の入眠剤を半分量服用したら朝まで眠気が残った。毎日ではないが夢を見る。
 〈足冷〉膝から下が冷える。毎日ではない。冷えて痛い感じ。夕方から夜にかけて悪化。ゴルフを練習しているが、練習とは無関係。疲れで悪化するか不明。お風呂に入るとちゃんと温まる。
 〈注意力散漫〉鍋の空焚きやコンロの火の点け忘れなどがあった。少し前には普段気にしないことで不安があった。イライラでのぼせることはない。
 

続きを読む »

顔面神経マヒについて

釣藤鈎2

顔面マヒは、顔の筋肉に力が入らなくなる病気です。
飲み物を飲もうとしても口からこぼれてしまったり、目がしっかりと閉じれなくなったり、顔が左右で違う表情になったりします。
多くはウイルスが原因ですが、原因不明のこともあります。
漢方でも西洋医学でも早期治療が大切です。


続きを読む »

体のだるさ・睡眠障害

50代男性
主訴:体のだるさ・睡眠障害

現病歴:
 どちらも1~2年前から症状があり、きっかけは思い当たらない。同時期に発症。
 体のだるさは、朝(+)、昼は食事で(+)、夕方から夜は朝よりマシ。平日と休日で変化なし。季節での変化なし。
 睡眠障害は、寝つきよいが、12時に寝たあと3~4時に起きて1時間以上眠れない。7時に起床。中途覚醒は3日/週。眠前の食事や飲酒(-)。物音で起きる(+)。胸悶(-)、煩躁(-)。仕事のことなど、いろんなことを考えてしまう。

続きを読む »

手の荒れ(湿疹)

50代女性
主訴:手の荒れ(水疱)

現病歴:1年位前に急に発症。手全体(+)、手の平の真ん中は少ない、手少陰心経付近に多発。かゆみ(-)。何かに触れると痛みがある。水疱が破れるとお湯が染みる。2~3日周期で発疹治癒を繰り返す。寝ているときに掻く(-)。手の平やや熱く感じる。
 

続きを読む »