2017年3月20日(金)
春分の日を迎え、今日は春の日差しがあり暖かく過ごせましたね?
三連休皆さんどのように過ごされましたか?
「当帰」という生薬は漢方薬の中でも血を補ってくれるので女性に強い味方の生薬です。多くの婦人薬に含まれ、血の循環を良くしてくれるとともに肌への潤いをプラスしてくれます。嬉しいですよね。
少し前ですが、当帰の中でも良品とされている大和当帰の産地に行ってきました。
大和と言うほどなので、大和地方:奈良県にほど近い和歌山です。
当帰は苗床で1年、本圃で1年の2年かけて育てます。当帰はセリ科の植物でなんとなくセロリに似た匂いを放つ植物です。掘り上げる2年目の秋には大きく育ち大きいものでは50cmほどに育っています。潤いのある甘みと辛味を備えた根の部分が生薬として使われます。この当帰は11月ごろ掘り上げ、土を付けたまま風に晒して乾燥させ、2月ごろの寒い時期に湯もみをします。この湯もみを丁寧にすることによって甘さが増し良質な当帰が出来上がります。この湯もみが終わると5月ごろまで再度風に晒しゆっくりと春の光を浴びて乾燥させて出来上がり。太陽の光をふんだんに浴びている加工方法ですね。
作物を作るのは農家さんたちの愛情と手間が深くふかーーく染み込んでるんですよね。
ちなみに、当帰を育てている農家さんは皆お肌が綺麗な方でした。これも当帰の効果ですね。5月ごろ今年の当帰が入荷するのが楽しみです。