30代女性
主訴:かぜ(コロナ?)
現病歴:
夫がかぜで倒れたあとに発症。頭痛、手足がだるい、寒け少し、37℃強の微熱。
経過:
寒けがあまり強くないので、桂麻各半湯の方意でエキスを併用。夕方に2回分を1度で服用、数時間後にもう1度服用。
次の日、寒けがあり、ずっと汗が出る。気温、体温を考えても出すぎている感じ。布団に入っても、すぐにシーツが湿る。桂枝加附子湯の代わりに桂枝湯に附子製剤を併用。10分ほどで体が温まり、異常な汗が引いた。
その次の日、体調がかなりよくなったので、咳や倦怠感が残らないよう、調理の方剤を服用し、計数日で問題なく治癒。
所感:
初めて、桂枝加附子湯を用いた。「太陽病。発汗。遂漏不止。其人悪風。小便難。四肢微急。難以屈伸者。」のうち、小便難や難以屈伸はなかった。
やっぱり、発汗のさせ方は、気を付けないといけないと自分の身をもって確かめることができた。