山茱萸の実がなっていました!

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2016年10月8日(土)

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。今日から3連休でどこかに出かける方も多いのではないでしょうか。
先週私は、三重県にある「なばなの里」へコスモスとダリアのお花を見に行ってきました。
残念ながら、コスモスは台風の影響で倒れてしまったものも多くみられ、満開の状態を見ることができませんでしたが、
広場一面に広がる色とりどりのお花を見てたくさん癒してもらいました。

また、庭園を散策していたところ赤い実がなっている木を発見しました。
看板をみると山茱萸(さんしゅゆ)でした。
よく滋養強壮や夜間頻尿、口渇などで使われる八味丸(はちみがん)や牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などに含まれる生薬です。
日本への渡来は、享保7年(1722年)に将軍・徳川吉宗の命令により薬用として、朝鮮半島から種子を落ち込まれたのがはじめと言われているそうです。また、いちごやりんごなどのように偽果であるのが特徴的です。
日本では、よく公園や街路樹などにも植えられていることがあるみたいなので、
毎年秋になると赤い実をつける木を探すと山茱萸の木かもしれませんね。

水分れ公園(みわかれこうえん)

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2016年10月1日(土)

兵庫県丹波市に日本一標高の低い分水界があるのをご存知ですか?

分水界とは、太平洋側と日本海側 に水の流れがわかれていく分岐点を指します。
以前から氷上町の国道175号を通るたびに「水分れ交差点」の標識が気になっていました。
この水分れの分岐点は水分れ公園の中に位置します。
公園の入り口から緩やかな坂道を5分ほど川沿いに上っていくとこの分岐点が見つけられます。標高95mと日本一標高の低い平野部にあるということで有名だそうです。水分れ公園の中には水分れ資料館や部(いそべ)神社もあり、ちょっとした散歩ができますよ。登山を目的に来られる人もいるようで、駐車場には登山案内図もありました。

この分岐点からちょうど70kmのところに日本海と太平洋があり、この水が両サイドの海に繋がっていると思うとなんとなく「へぇ〜〜〜」と思ってしまいます。

分水界とは少し関係ないですが、水は土壌によって色々種類がありますよね。昔は煎じ薬を作る時に体質に合わせた水質を選ぶこともあったみたいです。

丹波は栗・黒豆・お米など農作物が豊かな地域です。
食欲の秋・紅葉の秋・遠足の秋を楽しむのに少し出かけてみるのもいいかもしれませんね。

乾燥対策に漢方薬!

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2016年9月24日(土)

朝晩が涼しい日が続きますね。すっかり気候は秋です。
日中は気温が高い日もありますので、気温差で体調を崩さないよう、お気をつけくださいね。

さて秋に入って、これから気になるのが「乾燥」ですよね。
乾燥対策といえば保湿クリームというのが定番かもしれませんが、漢方薬を上手に利用すると身体の内側から乾燥対策ができます!

乾燥に対して必要となってくるのが「潤い」です。
ここでいう潤いは単なる水分というだけでなく、身体作りに必要な栄養に富んだもののこと。
漢方薬は体質改善を通して、その潤いを補充するのを助けてくれるのです♪

潤いを補充するのを助けてくれる漢方薬はたくさんありますが、そのひとつに「瓊玉膏」という名前の漢方薬があります。
漢方薬では珍しい飲む軟膏タイプのお薬なので、服用も簡単です☆
巷では飲む美容液、と呼ばれているとか……??

お、ちょっと気になるかも??と思った方はぜひぜひハレノヴァまでいらしてください!
お店で試飲もできますよ~。

また今月発行のハレノヴァ健康通信Vol.8にも乾燥について色々書いてありますので、ご一読くださいませ!

瓊玉膏の症例はこちら↓
https://halenova.com/blog/?p=4059

瓊玉膏に関する他の記事はこちら↓
https://halenova.com/blog/?p=6056

漢方薬の保存方法

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2016年9月16日(金)

普段の食事やリラックスタイムに、お茶は欠かせませんよね(^.^)
緑茶やほうじ茶、紅茶など、色々な種類がありますが、保存方法ひとつで鮮度がずいぶん変わってきます。

漢方煎じ薬も、植物の根をはじめとする天産物を乾燥させたもの。
保存の考え方は、お茶と同様です。
密封して冷暗所で保存し、湿気、光、温度や空気による酸化を避けましょう。

写真は、京都にある手作り茶筒の老舗「開化堂」のものです。
気密性が高く、湿気を呼びにくい造りになっているそうです。
ハレノヴァのお客様の中にも、煎じ薬を缶に入れて、保存されている方がいらっしゃいます。

保存方法は人それぞれですが、くれぐれも湿気を避け、冷暗所で保存してくださいね(^o^)/

便秘でお困りではないですか?

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2016年9月10日(土)

9月に入り、朝晩は少し冷え込むようになってきましたね。
みなさま、体調の方はいかがでしょうか。

本日は、便秘についてお話します。
毎年、秋や冬になると便秘になりやすいという方はいらっしゃいませんか。
これは、空気の乾燥と関係してきます。
空気が乾燥してくると、大腸の水分も減少するため、硬い便になります。
コロコロとした鹿の糞のような便しか出ない方は、大腸の乾燥が進んでいると考えます。
そういう方は、センナ、ダイオウなど腸を刺激するだけの便秘薬では、便秘の体質改善にはなりません。
プラスα(アルファ)腸を潤す作用のある生薬が配合されている漢方薬でないと改善されないのです。

また、便秘といっても、便秘にはさまざま原因で起こります。
・腸の冷えから起こるもの
・ストレスから起こるもの
・外食が多い人、味の濃いものを飲食続けて起こるもの
・女性では、月経周期から起こるもの
など、たくさんあります。

さまざまな原因から起こる便秘に対して、たくさんのいい漢方薬があります。
ハレノヴァでは、詳しくお話を伺った上で、その人に合った漢方薬をご紹介しております。
漢方薬は少し心配という方は、普段のお茶として気軽に生活に取り入れていただけるような民間薬もございますので
一度、便秘でお困りの方は、ハレノヴァまでご相談くださいませ。

キハダ ☆黄柏☆

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2016年9月3日(土)

9月に入りまだまだ残暑が厳しいですが、朝晩が少し過ごしやすくなってきましたね。秋の味覚が楽しみになってきました。

少し前ですが8月初旬に、漢方薬で使用される「黄柏」採取の研修に参加してきました。
黄柏とは、ミカン科:キハダの樹皮を乾燥させたものです。
非常に苦いですが、家庭薬としてもよく使われています。「良薬は口に苦し」とはまさに黄柏のことを指すのかもしれません。
効果として健胃・整腸作用・殺菌作用があり、また身体の中の余分な熱を取ってくれるので打撲にも使われます。


今回の研修で使用したのは、奈良県で40年以上育ったキハダの木です。伐採後適当な長さに切断し、樹皮を剥がしやすいように切れ目を入れます。切れ目からヘラなどを使って刺していくとスーーッと剥がれていきます。思っていた以上に綺麗に簡単に剥がれ、鬼皮も自然に取れていきます。

あとはこのまま乾燥し漢方薬として使います。

このキハダの採取は水分が樹皮に沢山染み込んでいる梅雨の時期が適しています。乾燥するとこんなに簡単には剥がれないそうですよ。

漢方薬に使われている生薬の多くは長い年月育った植物の力を使っています。大切に使わないとダメですね。

ガマの穂

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2016年8月27日(土)

今日は8月最後の週末ですね。
来週から月が変わりますが、もうしばらく暑さは続きます。
また大きな台風が近付いていると言われていますので、気を付けて過ごしましょう。

さて、写真は「ガマ」です。植物の名前は「ガマ」ですが穂の部分の印象が強くて「ガマの穂」と呼ぶ方が多いかもしれませんね。
この「ガマ」はお盆休みに出かけた水族館内の公園スペースで見かけたものです。

普段の生活にはあまり関わりは少ないですが、古事記の因幡の白兎のお話の中に登場することで有名なのではないかと思います。
お話の中で、毛をむしられてしまった因幡の白兎は、大国主命に「ガマの穂」で傷を治してもらいますよね。
漢方の世界でもこの「ガマの穂」は、花粉の部分を「蒲黄(ホオウ)」という名前で、止血・活血作用のある生薬として用いられることがあります。
古いお話の中にも今でも身近にあるものが利用されていると思うと少しワクワクしますね。

キッチンハンドソープにおすすめ♪

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2016年8月19日(金)

お盆が終わりましたが、まだまだ残暑が厳しいですね。
夏の疲れが出始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

暑い日が続くと、胃腸も弱りやすくなり、そんな時に気を付けたいのが食中毒です。
この季節になると、ニュースで話題になることも多いものです。
皆さま、対策はされていますか??

食中毒の予防に大切なことの1つに手洗いがあります。
特にキッチンでの衛生管理はとても大切です。
手には様々な雑菌が付いているので、次のような時には手を洗いましょう。

・調理を始める前
・生の肉や魚、卵などを取り扱う前後
・調理の途中でトイレに行ったり鼻をかんだりした後
・おむつを交換したり、動物に触れたりした後
・食卓につく前

けっこうこまめな手洗いが必要ですよね!

ハレノヴァで取り扱いのあるオーガニックコスメ「PHYT’S」のハンドソープは
抗菌効果の高いティーツリーを配合。
またパルマローザやラベンダーの自然な香りがお料理の匂いをじゃましません。

キッチンハンドソープにおすすめですよ(^^)

節分

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2016年8月6日(土)

みなさま、こんにちは。
最近、突発的な雷雨、夕立が多いですね。
ハレノヴァ付近でも、先ほどからゴロゴロなっています。

さて、今日は何の日かご存知でしょうか?
平成28年8月6日は、節分の日です。あれ?と思われた方も多いのではないでしょうか。節分というと2月3日の「おにはそと~♪」をイメージされるかと思いますが、節分といわれる日は年に4回あり、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいうそうです。
毎日暑い日が続きますが、だんだん季節は秋へと向かっていきます。
冷房で中と外の気温差があるところにいたり、布団をかぶらずに冷房をかけたまま寝てしまっている方は要注意です。最近、夏かぜをひいたみたいで、喉がイガイガする、身体がだるいというお話をよく聞きます。この暑さでばてている方もいらっしゃるかと思いますが、しっかり食事・睡眠を摂って、体調管理には気を配りましょう。

また、これだけでは不安という方は、「板藍根(ばんらんこん)」がおすすめです。風邪をひきそうという方や、ここぞという時に身体のリズムを保ちたい方、ぜひ一度試してみてください。顆粒タイプなので、お湯やお水でさらっと飲めます。

そして最後に、今日の節分の恵方は南南東とのこと。夏の恵方巻を食べて、厳しい夏を乗り越えましょう~^^

土用の丑の日

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2016年7月30日(土)

7月30日は「土用の丑の日」でした。
皆さん鰻は食べられましたか?

何故「土用の丑の日」にうなぎを食べるのかご存知ですか?

土用の丑の日は夏だけでなく、春・夏・秋・冬にあるそうです。(2016年は6回)
「土用」とは東洋医学にも深いかかわりのある『五行(木・火・土・金・水)』の考えから来ています。
この土の季節に当てはまるのが、夏から秋にかけての季節の変わり目=「立秋」を指し、
立秋の18日前までの期間が土用にあたるとのことです。
そして、十二支の丑の数えにあたるのが今年は7月30日でした。

そんな夏の土用の丑の日の食材に欠かせないのが「鰻」と香辛料の「山椒」です。
山椒ってなんともいえない口の中に広がる辛味が食欲そそりますよね。
山椒の収穫時期はちょうど今頃、7月終わりから8月にかけて収穫します。

この山椒の効果には、胃の調子を整える健胃作用、そして冷えからくる腹痛・下痢を治すのにも
使われます。漢方の処方の中でも代表的なものとして、大建中湯という処方に使われています。
夏の食用促進や、冷房・冷たいものの取りすぎなどに必要な香辛料ですね。
色々なスパイスを活用し、胃腸から元気に暑い夏を乗り切りましょう。

夏期休業日のお知らせ

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2016年7月27日(水)

漢方薬局ハレノヴァの夏期休業日をお知らせいたします。

夏期休業期間/8月11日(木)~8月15日(月)

期間中、メールでのお問い合わせは受け付けておりますが、お返事は8月16日(火)以降となりますので、予めご了承くださいませ。

ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。

天神祭

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2016年7月23日(土)

梅雨が明け、7月末になりました。
これから夏祭りや花火大会の時期ですね。

ハレノヴァの店舗の近くには日本一長い商店街の天神橋筋商店街がありますが、毎年この時期は「天神祭」というお祭りでとても盛り上がります。
今年のお祭りは本日23日(土)~25日(月)です。
写真はハレノヴァ最寄り駅のJR天満駅前に飾られているお神輿です。祭りの当日は地元の方々が担いで回るので、とても迫力があります。
こういったお祭りはいつでもワクワクしてしまいますね。
お祭り開催中の25日も、ハレノヴァも営業しておりますので、お祭りへお出掛けがてら、ぜひお立ち寄りくださいませ♪

またこれから様々な催しで外に出る機会も増えると思いますが、熱中症には充分に注意してお出掛けしましょう。
夏に消耗する体力を補う漢方薬や、熱中症予防になる漢方薬もありますので、気になる方はご相談くださいませ!

そろそろ夏本番ですね!

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2016年7月15日(金)

7月も半ばになり、学生さん達はもうすぐ夏休みですね(*^^*)♪

旅行や帰省、アウトドアなど、お出かけの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
夏のお出かけで気になること…日焼け、虫さされ、汗による不快感…など対策はもうお済みですか!?

ハレノヴァでは、夏のお出かけにオススメな商品を店内にディスプレイし、皆様のお越しをお待ちしております(^o^)

日焼け止め、虫よけスプレーやスキンケア用品など、いずれもノンケミカルでお肌に優しいものを揃えています。
小さなお子様、お肌が敏感な方やお年を召した方にも安心して使っていただけます。

三室戸寺でハス酒を楽しんできました♪

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2016年7月9日(土)

いつもハレノヴァのブログをご覧いただきありがとうございます。
梅雨の中、大雨が続いたかと思えば、真夏日が続く日があるなど天候の移り変わりが激しいですね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は、先日8日にあじさいで有名な京都・三室戸寺の「ハス酒を楽しむ会」に参加してきました。
大きな蓮の葉をワイングラスを持つようににぎり、茎は口に構えます。
そこへ、器のようにして持った葉に日本酒がそそがれ、茎からストローみたいに吸い込みます。
日本酒をストローで飲む感じ。蓮の葉の成分がお酒に溶けるため、とても苦くなるというお話を聞いておりましたが、ほんのり苦味があるだけでおいしくいただけました。これで1年健康・長寿に効ありといわれているそうです。
また、蓮の実と葉を使ったごはんもいただいてきました。実はとてもほくほくしていておいしかったです。

この蓮の実はデンプン・たんぱく質・ビタミンB1などが含まれ、滋養強壮として、また精神不安や食欲不振に用いられます。
また蓮の葉は、熱中症や夏季の下痢・暑気あたりなどの症状に用います。
ハスは夏にもってこいの植物ですね~♪
そして、お花もとてもきれいでいっぱい癒されました!

21染料☆ベニバナ☆

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2016年7月3日(日)

7月2・3日に広島国際大学で行われました
「呉藍(紅花)祭り」
に参加してきました。この呉藍とは、3世紀の中国王朝時代(呉の時代)に染料の技術(藍と総称)が渡ってきたことに由来しています。紅花から赤色の色素を取り出す技術はすごく手間暇がかかり、昔はこの紅色が非常に高価なものとされ、高貴な人でしか使うことができなかったそうです。

実際に紅花を使った染にチャレンジしました。
行程は
1.摘み取った紅花を4時間水にさらし黄色の色素を取り出す
2.花びらを絞る
3.1・2の作業を黄色の色素が出なくなるまで繰り返す
4.赤色の色素を取り出すために4−8%の炭酸カリウムで抽出する
5.赤色の染料ができる
6.染めたいものを染料につけ、揉み込む
7.クエン酸と米酢を加えさらに揉み込む
8.色止めでさらに米酢につける
9.水洗いと乾燥

染料の素材になる植物って紅花以外にも、クチナシ・アイなど植物で漢方薬としても使われるものなんですよね。
今回染に使った紅花も漢方では「コウカ」という名で血の流れを整えてくれる効果があります。
植物って本当に奥が深いですよね。
手作りで染めたスカーフは愛着がわきます。
今は機械化が進んで染料を使った染めをする機会はなかなかないですが、ご興味があればチャレンジしてみてください。