2020.11.7
前回、【新型コロナ後遺症と漢方①】で、急性期を超えた後は、漢方の出番であることをお話ししました。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス、いわゆる水ぼうそうの原因となるウイルスによって引き起こされます。子供のころにかかった水ぼうそうのウイルスが神経節に隠れ、大人になってからストレスや疲労による免疫力低下が引き金となり、再び活性化して発症します。
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる炎症性疾患です。腹痛や血の混ざったイチゴジャムのような下痢が出るのが特徴です。びらんや潰瘍は直腸から連続的して、口側へ広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。
お酒の性質は大熱で、少量(ほろ酔いより少なめ)なら血流をよくする働きがあります。
二日酔いは胃に熱が溜まり、胃気が暴走して上にあがったことによる吐き気や、頭部の水の滞りによる頭痛などの症状が出てきます。
アトピー性皮膚炎は乳児期は頭や顔に多く、成長につれて体幹や手足の関節部分の乾燥が目立つようになります。思春期以降になると顔や肩など上半身全体に湿疹ができやすくなります。
2019年9月7日(土)
なんだか調子が悪い。眠れない。気持ちが滅入る。涙が出てくる。車窓に映る疲れた顔にびっくり。
鏡を見てげんなり。お化粧も楽しくない。冷えてるかと思ったら、顔から急に汗が噴き出す。
自律神経の乱れから出ている症状かもしれません。
アルコールに対する漢方薬
1日の終わりに仕事の疲れを癒すために、お酒をたしなむ方は多くいらっしゃいます。
1人で飲むお酒も、みんなで飲むお酒もそれぞれ違った良さがありますが、
健康でないと、楽しくお酒が飲めません。
口内炎
炎症が起こるのは、余分な熱があるためと考えます。
熱のために赤く腫れる、痛みなどの症状が出ます。
病態として、1、胃熱(イネツ)、2、肝火(カンカ)、3、気虚、4、陰虚などがあります。
花粉症
花粉症では、アレルギーとなっている花粉が飛んでいる時期に、眼の痒み、涙が出る、鼻水が出る、鼻が詰まるなどの症状がでます。
原因となる花粉は、スギやヒノキだけでなく、初夏のイネ、秋のブタクサなど、一年中飛んでいるため、ある季節だけ症状が出る方は、花粉症の可能性があります。
頭痛が起こる原因は大きく2つあります。
環境によって体の外からの邪(じゃ)が入ってきて起こるものと、生活習慣や体質によって体の内側から起こるものです。
まず、体の外から邪が入って起こるものとして、
1、風邪(ふうじゃ)が冷気と一緒に入って痛むもの
2、風邪が熱と一緒に入って痛むもの
3、風邪が水と一緒に入って痛むもの
などがあります。