にきびは分泌された皮脂が毛穴から出ずに詰まってしまうことから始まります。
皮脂が詰まり、毛穴の表面が閉じているのは白にきび(閉鎖面皰)とよばれ、白く膨れて触るとわかるにきびで、炎症が起こる前の段階です。皮脂が詰まり、毛穴の表面が開いているのは黒にきび(解放面皰)とよばれ、黒く見えるにきびで、こちらは白にきびと違って、炎症に発展することは少ないです。
面皰ができたのち繁殖したアクネ菌が炎症誘発物質を放出したり、産生された細菌性リパーゼによって遊離脂肪酸が生成され、炎症が進んでいきます。
にきびは、肝や腎のはたらき(ホルモンバランス)の異常や、食事によって湿熱が溜まったり、血が肌に滞り熱を持つようになったり、血の生成不足や血流の不足によって皮膚に栄養が届かないことによってできます。
赤みの程度やできやすい時期、普段の食事内容などをお聞きして方剤を決定します。
にきびが出だした若いころから早い時期から漢方薬を飲むことで、跡が残りにくくなります。
また、長年のにきびでも、へこみがなくなることは難しいですが、色素沈着などはだんだんときれいになっていきます。
周りはあまり気にしていなくても、本人にとっては、非常に苦痛を伴います。仕方ないと諦めずに、相談にいらしてください。
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