身体をお腹から温める働きを漢方では「温裏(おんり)」と言います。
お腹が温まると、胃腸の働きが活発になって、消化不良や腹痛の改善につながります。
夏に暑いからといって冷たい食べ物ばかり摂っていると、胃腸が冷えてお腹をこわしたりしますよね
そのような時にもぴったりですので、冬場だけでなく夏場にもぜひご活用くださいませ
「温裏」の働きのあるスパイスをたくさん使ったチャイのレシピをきぐすり.comの健康料理のページに掲載していますのでまたご覧下さいね!
○シナモン
漢方では「桂皮(ケイヒ)」や「肉桂(ニッケイ)」という名称で用いられ、葛根湯や桂枝茯苓丸など多くの漢方処方に配合されています。体を温めて血行を促進し、胃を健やかにしてくれる働きがあります。
カレーやコーヒー、紅茶に加えると風味が増します。
シナモンパウダーを使用すると手軽に取り入れられますよ。
○スターアニス
「大茴香」や「八角」という名称でも用いられ、茴香と似た風味や苦みがあります。
体を温める働きや胃を健やかにしてくれる働きがあり、冷えによる嘔吐や腹痛、食欲不振などに用いられます。