10代男性
主訴:頭痛・しびれ
現病歴:学校で左こめかみに頭痛が出た。その後、右手首のしびれが出て、意識がなくなった。その日に受診し、医師から「原因はわからない」と言われた。普段は午後11時から12時の間に就寝し、午前7時に起床。その時も特別寝不足ということはなかった。
その他の症状・所見:172cm、63kg。花粉症(+)、鼻血が良く出る、汗かきにくい。爪がもろい。頬が赤い。排尿4~5/日。口渇(+)、氷入りの飲みものが好き。夢をよく見る。胸やけ(-)、食欲あり。五遅(-)。頭部外傷歴(+)。舌は淡紅舌、滑苔、薄白苔、紅点、胖大舌、舌下静脈怒張(-)。脈右関やや渋、左関やや浮、やや渋。弦(-)。
普段は湿熱が強いが、発症には気滞血於もからんでいる。気滞血於+痰濁が経絡を阻滞した結果の発症と考え、血府逐於湯の製剤と湿熱を除く薬を合わせて14日分お渡しした。また、症状が現れた時の頓服に、廣東牛黄清心元をお渡しした。
10日後来店。その後、頭痛が起こったが、清心元でスッと治った。
1か月後来店。煎じ薬を飲み切ってからは1度も起こってないとのこと。
※文字化け防止のために、「病だれ+於」を「於」に置き換えています。