70代女性
主訴:手足のしびれ
現病歴:(足のしびれ)1か月半ほど前から症状。足を曲げ、畳に座って、1時間してから立つと、お尻から太ももの筋肉が痛い。疲れがたまると強くなる。ジムでトレーニングしている最中は症状なし。夕方に(+)、ひどい時は夜中も(+)。目覚めた時は(-)、動き出すと(+)。
(手のしびれ)1か月ほど前から症状。整形外科肘部管症候群と診断。手術を勧められた。目覚めた時は(-)、動き出して1時間くらいで(+)、重たい物を持たなくても(+)。昼から夕方にかけて徐々に悪化するが、夕方~夜は横ばい。お風呂からあがってすぐに冷やしてみたが変化なし、ひどくもならない。
その他の症状・所見:食欲あり。やや便秘気味。精神的ストレスややあり。怒りやすい(-)。足腰のだるさ(-)。夜間尿1回。多汗。
実証か虚証かあまりはっきりしない。ただ、寒熱はあまり関係ないようす。於血が主で、やや血虚があると判断して2種類の薬を組み合わせて14日分お渡しした。
14日後。服用し始めて3~4日でしびれがかなりマシになった。だが、汗がすごく出るようになり、1日3回のところ、2回に減らして服用している。1日2回でもしびれは改善したままとのこと。続けて14日分お渡し。
長い期間が経って、こじれていると、絡脈に入る地竜を入れる。今回は必要ないと考えた。短期間ですごくよく効いた。