回春仙は、13種類の生薬を配合しており、気(≒エネルギー)や陰(機能亢進過剰を抑えるもの)などをバランスよく補充できる漢方薬です。
1丸が小さいため服用しやすく、瓶も小さいので持ち運びやすいのが特徴です。
症状があるときに服用する、頓服薬としてとても便利な漢方薬です。
今回は、やる気の低下・頭がぼーっとするのを改善するはたらきについてお話します。
脳の血流が悪くなったり、自律神経が乱れると、やる気がなくなったり、頭がぼーっとしたりします。
特に、暑さや湿気が強くなる梅雨時期や、季節の変わり目には、体がちょっとした影響を受けやすくなります。
回春仙は、脳の血流をよくしたり、自律神経を整える働きがあり、やる気が起きなかったり頭がハッキリしない症状を改善します。
即効性があり、1粒飲むと10~20分くらいで効果が現れます。
もし、効果がないようなら、もう1粒服用してください。
回春仙を飲むと、やる気に溢れて猛烈に仕事ができるようになったり、頭が冴えて作業効率が10倍になる……なんてことはありませんが(合法なので)、「よし、やろう」と思えたり、「頭のもやもやが晴れてきた」と実感できます。
少し詳しいお話。
蟾酥は闢穢開竅(へきえかいきょう)、醒神(せいしん)の作用があります。
難しい言葉ですが、噛み砕くと、湿った汚い空気による症状を改善したり、意識をハッキリさせるということです。
湿気の多い時期にやる気がなくなったり、暑さにやられて、頭がぼーっとしたりする症状を改善することができます。
また、麝香(じゃこう)が含まれ、一般にムスクと呼ばれる香りによって、気(気分)の流れをよくして、やる気を出させる作用があります。生薬としては麝香ですが、ムスクと呼んだほうが一般的です。香りのよい生薬は、気の流れをよくして気持ちを晴れやかにする効果があります。
回春仙には、蟾酥以外にも、人参やイカリソウなど、陽気(エネルギーや細胞の機能)を回復させるはたらきがあり、長く服用できる薬になっています。
1年中使えるお薬ですが、特に湿気の多い時期のやる気の低下、頭がぼーっとする症状に、回春仙を使ってください。
仕事や家事の効率がアップします。