今回は沈香についてお話いたします。
沈香:ジンチョウゲ科アキラリア属常緑喬木
原産国:台湾、中国南部、東南アジアなど。
別名:伽楠香(かなんこう)、奇楠香(きなんこう)、伽羅(きゃら)
出ました。お香の王様!
沈香は前回でお話をした白檀と違い熱を加えることで独特の芳香を放ちます。
また別名でご紹介した「伽羅」は沈香の中でも特に高品質なものの呼び名です。
日本では東大寺正倉院御物の蘭奢待(らんじゃたい:奈良時代に中国から伝来した香木)がその最高品といわれています。
お香屋さんで販売されている伽羅もとても高価で、私が見ると木屑に思える品が高級品で、まるで扱いが違いました。恐るべし伽羅・・・
そんな高価な沈香は、漢方では鎮静や疲労回復の効能があるとされていて、おやすみ前に少し焚くだけで心地よい眠りに誘われます
私たちの薬局で展示している沈香が上の写真です♪
比較的大きめですので、見ごたえもございます。
ぜひ一度お越しになってごらんください!