2018年6月18日(月)
前回(4月16日)までは、本草綱目附図の合肥本を見てきました。
今回は、李時珍の息子たちが、他の本草書を真似て書いたという金陵本を見てみようと思います。
合肥本であんまり見分けが付かなかった魚たちはどうなっているでしょうか。
更に見分けが付かなくなってる。
これって間違い探しじゃないの?ニコリ製作じゃないの?
この本片手に同定は無理。余計に悩んでしまう。
書き込みが凄かった獅とか豹はどうでしょう。
何これ。ちょっとかわいい。ユガにやられた壁画みたい。豹は毛づくろいしてるネコっぽい。
よくよく見たら、気になることもある。象は口も耳も変だし、何か包帯巻いてるみたい。虎は鼻が変だし、模様がおかしい。あと、みんなこんなに掃除に使えそうな尻尾してたっけ。
細部を想像で補ってるんだろうな。でも、それがいい味を出してる。
右ページにある合肥本より手抜きの牛黄と、頭の毛がもっさり生えているラクダが気になるけど、左ページのかわいさに目が惹かれる。やっぱりたまらない。癒される。ずっと見ていられるわ。
さて、2種類の本草綱目附図を見てきましたが、どうでしたか。
本草綱目に少し興味が湧いてきましたか。
一旦、附図の話は終わります。
本草綱目は附図だけでなく、本文も気になるところがたくさんありますので、またの機会に、紹介したいと思います。