老人必用養草1(養老の総論)

香月牛山

今回は、『老人必用養草(ろうじんひつようやしないぐさ)』を紹介します。
この本は、以前に紹介した『小児必用養育草(しょうにひつようそだてぐさ)』の香月牛山(かつきぎゅうざん)が1716年に著した本です。
老人の養生、老人への接し方など現代にも通じるいろいろな教訓が書かれていて、今読んでもためになる本です。

「巻一、養老」の総論の一部分を読んでみます。
原文のあとに、私が適当に訳したものを記します。


【原文】
人わかき時は血気さかんに元気つよきゆへ、保養の術にうとく、私欲を恣にすといへども、おほくは妨なきに似たり。四十にも至る頃ほひより、つとめて保養せざれば、たちまち病を生じ、元気をそこなひその身を失ふなり。(中略)生まれつきて元気さかんに体つよき人も、四十已後の保養をしらづ、私欲を恣にすれば、父母より受得たる所の天年をたもたずして、死する類多し。

【訳文】
若い時は血気が盛んで元気なので、養生の方法を学ばずに欲の赴くままに行動しても、多くは何もないように見える。40歳にもなると、養生に励まなければ、すぐに病気になり、元気を損なって体をこわす。(中略)生まれつき元気がよく、体が強い人でも、40歳を過ぎてからの養生を考えずに欲のままに行動すると、両親からもらった本来の寿命を全うせずに死ぬ人が多くいる。

やっぱり、もとから身体が強い人は、普段の生活で無理をして、かえって寿命が短いことが、昔からあったんですね。
一病息災という言葉は的を射ていると感じます。持病があったり、身体の弱い人の方が、ちゃんと健康を気遣って、歳をとるとかえって周りの人より元気というのは実際によくあることです。
「自分は長生きはしたくない」という方もいらっしゃいますが、養生を怠ると、健康寿命が短くなる場合が多いです。なかなか、やりたい放題の生活からからコロリとはいけないものですので、養生はしておいた方がいいと思います。


【原文】
父母の怒の起るは、其心ざしにたがふよりはじまる事なれば、いかようの筋なき事なりとも、まづそのあやまりをたださず、色を悦ばしうし、声をやはらげ、時いたりてすこしくいさめづとも、時は父母もよく心得て怒るにいたらざるなり。

【訳文】
老父母が起こるのは、心にそぐわないことから始まる事なので、どんなに道理の通らないことでも、まずは誤りを指摘せず、顔を穏やかに、声を和らげれば、時間が過ぎて少しもいさめなくても、老父母もよく理解して怒ることはない。

この部分は、周りの人の老人への接し方について書かれてますが、これは認知症の老人に対する接し方と同じです。声を荒げずに穏やかに話しかけることが大切なんですね。
老人は気血が減り、外からの刺激に弱くなっています。ちょっとしたことで怒りやすくなっていることを理解して、周りが少し配慮してあげることでどちらも過ごしやすくなります。
自分に対する忠告にもなりますが、年老いた親をないがしろにせずに、誠意をもって接しないといけないと改めて思いました。


この他にも、衣食住、精神の修養など、いろいろなことがかかれていて、興味深いところがたくさんあるので、これから、老人必用養草の気になった箇所を少しずつ紹介したいと思います。

老人必用養草の記事一覧はこちら↓
https://halenova.com/blog/?p=4887

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腰痛

40代女性
主訴:手足のしびれ

現病歴:1か月ほど前の長時間の会議の後から腰に違和感が出た。会議中は特にクーラーが強いということはなかった。3~4時間座りっぱなしだった。
    3日前からひどくなった。整骨院で「ぎっくり腰になりかけ」と言われた。
    腰を反らせると痛い。一定の姿勢で痛くなる。ずーんとした痛み。刺すような痛みではなく、脹ってるような痛みでもない。ロキソニンでマシになる。朝イチの方がひどい。動くと少しマシになる。しびれがあった。お風呂でマシにならない。さすると気持ちいい。

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柴葛解肌湯について

柴葛解肌湯がコロナに効くとか何とか話題になっていますね。
かぜやインフルエンザの様な症状に対する柴葛解肌湯の使い方について少しお話しします。

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口内炎にはササヘルス

クマザサ1


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夏期休業期間のお知らせ

お茶素材 220728

2022年7月28日(木)

漢方薬局ハレノヴァの夏期休業期間をお知らせいたします。

夏期休業期間:8月11日(木)~8月15日(月)

休業日もメールでのお問い合わせは受け付けておりますが、お返事は翌営業日以降となります。
また、オンラインショップの発送業務も停止いたしますので、予めご了承ください。

ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。

手足のしびれ(肘部管症候群)

70代女性
主訴:手足のしびれ

現病歴:(足のしびれ)1か月半ほど前から症状。足を曲げ、畳に座って、1時間してから立つと、お尻から太ももの筋肉が痛い。疲れがたまると強くなる。ジムでトレーニングしている最中は症状なし。夕方に(+)、ひどい時は夜中も(+)。目覚めた時は(-)、動き出すと(+)。
    (手のしびれ)1か月ほど前から症状。整形外科でレントゲン撮影し、肘部管症候群と診断。手術を勧められた。目覚めた時は(-)、動き出して1時間くらいで(+)、重たい物を持たなくても(+)。昼から夕方にかけて徐々に悪化するが、夕方~夜は横ばい。お風呂からあがってすぐに冷やしてみたが変化なし、ひどくもならない。

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皮膚のかゆみ(じんましん)

30代女性
主訴:皮膚のかゆみ

現病歴:(初夏に来店)1か月ほど前に月初めに耳の後ろと後頭部の生え際のかゆみが出てきた。皮膚科でステロイドの外用薬をもらって治癒。翌週、腕の内側にプツプツと湿疹が出てきた。皮膚科でステロイドの外用薬と抗アレルギー薬をもらい、1週間塗布、服用で治癒。
    ずっとステロイドを塗るのも嫌なので、1週間前に薬を中止すると、4日後に再発。前よりプツプツはなくなり、かゆみが主。寝てる間も掻いていて、背、腰、耳の奥、デリケートゾーンもかゆみが出てきた。あちこちがかゆい。
    朝に起きた時からかゆいが、仕事中はほとんど気にならず、夕方に家に帰るとまたかゆい。

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生理痛について

生理痛がある方の割合はどれくらいかご存知ですか。ひどい生理痛がある方が3割程度、軽い生理痛や時々ある方を含めると、8割近くの方が生理痛を経験しています。
今では、生理痛はあるのが“普通”になってしまっていますが、本来はないものです。
生理痛があるのは、心や体のバランスが崩れている徴候と考えることができます。
次に、漢方の考え方では、生理痛をどう判断するのか、お話しします。

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咳・のどの違和感(副鼻腔炎)

40代女性
主訴:咳・のどの違和感

現病歴:一か月前から鼻がずるずる出て、耳鼻科受診。副鼻腔炎と診断。PCR陰性。抗菌薬処方された。
    その後、のどに違和感が出て再度受診。鼻からのどにきている(後鼻漏?)と診断。膿を出してもらい、抗菌薬処方された。
    抗菌薬を服用している1週間は、すこしマシかなあくらい。
    咳だけ残った。
    のどにひっかかるような感じ。痰が絡んでいる感じがあるが、ほとんど出てこない。出てきた痰は透明ではなく、少し色がついている。朝の方が咳が出る。のどの乾燥感なし。

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口内炎について

口内炎ができると、せっかくの食事が楽しめなかったり、痛みや違和感が気になってイライラしたり
口内炎は、誰でもできるものですが、できるとなかなか治らない、何度も繰り返す方は、体のバランスが崩れていると考えられます。

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老人必用養草15(身体の補養について3)

香月牛山

引き続き『老人必用養草(ろうじんひつようやしないぐさ)』を紹介します。
この本は香月牛山(かつきぎゅうざん)が1716年に著した本です。
老人の養生、老人への接し方など現代にも通じるいろいろな教訓が書かれていて、今読んでもためになります。

今日は身体の保養に関する部分を抜粋して読んでみます。

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妊娠希望

30代女性
主訴:冷え症、妊活中で体質を改善したい

現病歴:手足の冷え症で、夏でも冷える。お風呂に入ると、太もも、お腹、腰まわりも冷えていたとわかる。夏よりも冬が苦手。体温36℃台前半、昔は35℃台だったが、くつ下を履いたり、湯船にしっかり漬かるのを習慣にしてから少し上がった。基礎体温は高温期が36.7℃を越えたことがない、きれいな二相にならずガタガタ。36℃台後半になると、微熱のように体が感じる。妊活を始めて半年で、薬はまだ服用していない。流産経験なし。

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気力がわかない

40代女性
主訴:気力がわかない
現病歴:(8月に来店)活力がわかない。食欲がない。頭が少しボーっとして、考えがまとまらず、寝不足の延長のような感じ。
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慢性胃炎・逆流性食道炎

50代女性
主訴:慢性胃炎・逆流性食道炎
現病歴:胃カメラで指摘された。自分ではストレスが関係しているように思う。食欲低下(+)、食後にみぞおちの痛み(+)、のどが灼ける感じ(-)、肉で胃もたれ(±)。市販のガスター10を服用すると楽にはなるが、飲まなくなり、また痛む。

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膝の打撲

40代男性
主訴:膝の打撲
現病歴:運動をしていて、バランスを崩してこけて、アスファルトに膝をぶつけた。直後は歩けたが、数時間後から痛みが強くなり、今日は歩くのも辛い。
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基礎体温に関わるご相談(妊活など)が便利になりました

基礎体温表や体調変化を記録することができるアプリ「ルナルナ」
このルナルナで記入した基礎体温表を、こちらの担当者が見れるよう設定できるようになりました。
基礎体温表を一緒に見ながら、前回来店時からの振り返りや今後の方針についてお話しする時などに活用しています。
生活習慣の見直しや、きめ細やかな漢方薬の調整などがしやすくなるメリットがあります。

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