まず、ご注意いただきたいのが、牛黄清心元(ごおうせいしんがん)は、様々なメーカーが製造していて、内容が違うことです。含まれる生薬が違うと、使い方も違います。
廣東牛黄清心元(かんとんごおうせいしんがん;以下、清心元)について、今回は滋養強壮に対する効果を説明いたします。
ここ一番、頑張らないといけないときに、清心元は栄養ドリンクより効果があります。
(疲れた心と体には効果がありますが、眠気を吹き飛ばす効果はないので、眠気に関しては○○打破とかの方がいいかもしれません……)
1回に1丸を服用する必要はありません。1/8~1/4丸を口に含み、噛まずになめて溶かして服用してください。
香りと味にも薬効があるため、飲み込まないことが重要です。
仕事や試験前の追い込みなど、疲れているけどやらなければいけないときに使ってください。
清心元1/8~1/4丸を口に入れた後、一旦仕事や勉強を中断して目を閉じ、体を椅子にあずけて数分間リラックスしながら舐めてください。
牛黄清心元には、溜まったストレスを緩和する、リラックス効果のある生薬も含まれています。
この数分間の休息で、また力を入れて仕事や勉強を再開することができます。
以下に詳しくお話しします。
清心元には、薯蕷丸(しょよがん)という生薬の組み合わせが含まれています。薯蕷丸は初めて記載された本に「虚労諸不足、風気百疾」に効果があると書いてあります。「虚労諸不足」は疲れて気力体力が減った状態、「風気百疾」は風邪(ふうじゃ)が絡んだ外邪が体に侵入して起こる病気です。つまり、体力低下によって起こるだるさ、疲れ、微熱、さむけ、頭痛、体重減少など様々な状態に使えるということです。
また、清心元には、名前の通り、牛黄も含まれています。牛黄には強心作用があり、心臓から血液を送り出す量を増やします。そのため、気付けとして、牛黄単独でも、頑張りたいときに服用することがあります。
薯蕷丸と牛黄が組み合わさることで、疲労に対する効果が上がっています。
また、含まれる羚羊角(れいようかく)や麝香(じゃこう)が精神的ストレスを軽減する働きもあるため、現代人の疲れにはより適していると言えます。
さらに詳しいお話をすると、栄養ドリンクのほとんどは、体力・気力を補うものが少なく、すでに蓄えたエネルギーを動くために利用するのが目的になっています。「元気の前借り」といわれるゆえんです。
それに比べて、牛黄清心元は、体力・気力を補うものもしっかりと配合され、栄養ドリンクより体への負担は少ないといえます。
栄養ドリンクを飲むと、後からさらに疲れるというような方は、牛黄清心元を試してみてください。
とはいっても、疲れを取るために最適なのは、バランスの良い食事と睡眠(休息)であることに変わりはありませんので、補助としてお使いください。
廣東牛黄清心元をうまく使って、仕事や勉強の山場を乗り越えてください。
廣東牛黄清心元の症例・服用された感想はこちら↓
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