膀胱炎は、細菌などが尿道を通じて膀胱内に入り、増殖することで、排尿痛や頻尿など様々な症状がでてきます。
男性に比べて女性は尿道が短いため、男性に比べて女性の方がかかりやすい病気です。
ひとによっては、1年に何度も再発し、そのたびに抗菌薬を飲んでいる方もいらっしゃいます。
単発的に発病した人は漢方でも、抗菌薬などの西洋薬でも対応できますが、何度も再発する方は、漢方が適しています。
西洋薬は症状を抑えるための薬であり、何度もなってしまう体質を判断して改善することはできません。
漢方では、症状が出ている時は、余計な水と熱が絡み合った湿熱(しつねつ)が原因と考え、湿熱を取る薬を短期間使用します。
症状が治まった後は、何が原因で再発を繰り返しているか診断します。
大まかなタイプとしては、
・食事やお酒などの生活習慣や体質が原因で湿熱が溜まっている方
・「腎」が生まれつき弱く、免疫が低下していて、かつ腎臓に症状が出やすい方
・ストレスが強く、ストレスのせいで熱を持ちやすい(炎症を起こしやすい)体質の方
・血の巡りが悪く、炎症を起こしやすい方
・冷えているせいで、免疫が低下したり、気血の巡りが悪く炎症を起こしやすくなっている方
・気(エネルギー)が作れず、細菌に感染しやすい方
などがあります。
ただ、1つの原因だけでなく、いろんな要素が絡んで症状が出ていることもあり、その場合は複数の薬を組み合わせます。
何度も再発してお困りの方だけでなく、現在症状があってお困りの方も、どうぞご相談ください。