回春仙は、13種類の生薬を配合し、心臓の症状以外にも応用できる漢方薬です。
1丸が小さいため服用しやすく、瓶も小さいので持ち運びやすいのが特徴です。
症状があるときに服用する、頓服薬としてとても便利な漢方薬です。
今回は、気付けに対する効果についてお話します。
「気付けに対する効果」と言われても、「気付け」ってよくわからない言葉ですね。辞書で引くと、気付けというのは、「気絶した人の意識をもどしたり、疲れ衰えた人を元気にしたりすること」(『旺文社国語辞典』)とあります。つまり、脳の血流をよくして頭をハッキリさせたり、気力を戻す作用を言います。
日々生活していると、肉体的な作業が続いたわけではないのに疲れを感じたり、頭がもやっとしてハッキリしなくなったりします。
そういった時に、回春仙を服用すると、疲れが和らぎ、頭がはたらくようになります。
1回1粒、1日2粒まで服用できます。症状があるときだけ服用しても、毎日続けて服用してもよいお薬です。
少し詳しいお話。
回春仙の主役となるのは蟾酥(せんそ)と牛黄(ごおう)という生薬です。
蟾酥・牛黄は、心臓のポンプ作用を強くして、脳を含めた全身の血流をよくするはたらきがあります。
この2つの生薬を含む回春仙を服用することで、心臓がしっかりと血液を送り出せるようになると、脳や体の血流がよくなり、意識レベルを高めたり、疲れた人を元気にします。
さらに、血流をよくするだけでなく、回春仙には、朝鮮人参や枸杞子(くこし)、何首烏(かしゅう)、山薬(さんやく)といった、滋養強壮にもはたらく生薬が含まれており、足りないものを補う力もあります。気血を回すだけではなく、補充してくれるため、長期に飲めるように配慮されています。
「気付け」の効能がある回春仙をうまく使って、元気に日々を過ごしてください。